出版社内容情報
現代の中高生は成功へのかつてないプレッシャーにさらされており、アメリカの成績優秀校では、不安症や自傷行為の割合が急増している。なぜ彼らは目標達成を渇望し、それに満たないと自身には価値がないと思うのか。現代社会に潜む「有害な達成文化」を明かす
内容説明
過熱する受験競争で、現代の中高生はかつてないほど成功へのプレッシャーにさらされている。特にアメリカの成績優秀校では、不安症や自傷行為の割合が急増しているが、彼らが目標達成を渇望し、それを達成できなければ自分に価値がないと思い込んでしまうのはなぜか。この問題に対し、ジャーナリストである著者はハーバード大学教育大学院との共同調査を行い、アッパーミドルクラス(準富裕層)の約6000人を対象に、教育事情とその問題点を明らかにした。その結果、問題の原因は親の教育方針ではなく、むしろ社会にあると判明し―。現代病ともいえる「達成中毒」の構造を暴き、全米でベストセラーとなり、Amazon年間ベストブックに選出された、時代の核心に迫るノンフィクション。
目次
序章 目を閉じて走る子どもたち
第一章 なぜ現代の子どもは「危機にある」のか?
第二章 名づけて、飼いならす
第三章 大切という力
第四章 まずは自分を大切に
第5章 やかんを火からおろそう
第六章 嫉妬
第七章 大いなる期待
第八章 さざなみ効果
著者等紹介
ウォレス,ジェニファー[ウォレス,ジェニファー] [Wallace,Jennifer B.]
ジャーナリスト。ハーバード大学を卒業後、CBSのニュース番組『60ミニッツ』のプロデューサーになり、制作陣の一員としてロバート・F・ケネディ・ジャーナリズム賞に輝く。現在はウォール・ストリート・ジャーナル紙とワシントン・ポスト紙に寄稿している。初の著書となる本書は、ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーランキングに入り、Amazonの年間ベストブックに選ばれた。ニューヨークで夫のピーターと3人の子どもたちとともに暮らしている
信藤玲子[ノブトウレイコ]
英日翻訳者・ライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
yunyon
Go Extreme
りゅうた
どっち