失墜の王国

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失墜の王国

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  • サイズ 46判/ページ数 544p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152103888
  • NDC分類 949.63
  • Cコード C0097

出版社内容情報

主人公ロイの住む山間の村。彼の弟カールは、新妻シャノンとともに村をリゾート地へする計画を携えて帰ってきた。リゾート化計画は、村を豊かにするためだとカールは言う。だがロイは、弟の本心は村を支配することにあると察していた。そこに殺人事件が起こり……。

内容説明

ノルウェーの深い谷に阻まれた村、オス。ロイと弟のカールは、父親が“王国”と呼ぶみすぼらしい農場で暮らしていた。ある夜、ロイはカールを守るために村の保安官を殺し、農場の奥にある谷に死体を隠した。その罪は、兄弟ふたりで背負っていくはずだった。しかし、罪から逃れるようにカールはアメリカへ渡ってしまう。15年後、二度と会うことはないと思っていたカールが戻ってくる。農場の土地にリゾートホテルを建てる計画と、美しい新妻シャノンを連れて。ロイは、詐欺まがいのリゾート計画の裏にはシャノンの思惑があると察したが、カールの願いを無下にはできなかった。ホテル建設と結婚を認めたロイは、シャノンに兄弟の罪を告白してしまう。その数日後、ロイは新任の保安官から、ホテルの着工前に農場の谷を再調査させてほしいと要請を受けるが…。逃れざる罪を背負った兄弟の黙示録を描く、重厚なノワール・ミステリ。

著者等紹介

ネスボ,ジョー[ネスボ,ジョー] [Nesbo,Jo]
1960年ノルウェー、オスロ生まれ。1997年に“ハリー・ホーレ”シリーズの第一作『ザ・バット 神話の殺人』でデビューし、同作で北欧ミステリの最高峰「ガラスの鍵」賞を受賞。また、2007年には“ハリー・ホーレ”シリーズに対してフィンランド・ミステリ協会外国推理作家賞が贈られた

鈴木恵[スズキメグミ]
早稲田大学第一文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナミのママ

82
ノルウェー、冬は雪に閉ざされる村。生家の農場に暮らしガソリンスタンドを経営している独り者のロイ。弟のカールが15年ぶりに妻のシャノンを伴い戻ってきた。明るくて社交的、ロイと対照的な性格の弟はこの農場にリゾートホテルを建てるという。ページをめくるごとに現れる黒い驚き。読み終わると2人のイメージがガラリと変わる。まさかこの2人に深い闇があるとは想像がつかなかった。過去も現在も、歪んだ愛情と狂気、読むほどに引きずり込まれるノワール作品。500ページ超えの2段組。次作もあるとの事だ。2025/01/13

星落秋風五丈原

27
まだ二人が幼かった頃、弟カールは、誤って飼い犬ドッグを撃ってしまった。虫の息なのだから、こうなると死なせるしかないが、度胸がない。代わってとどめをうったのは兄ロイだ。ロイはカールに、自分がとどめをうったと言えとカールにいい、彼はその通りにする。しかし父親は、手についた血から真実を知っていた。兄弟関係は、冒頭のこのエピソードが全てである。下手をうつカールの尻拭いを、ロイがこなす。15年前、保安官を殺して農場内の土地に死体を隠した時もそうだった。そして、カールは妻シャノンを連れて帰郷する。2025/01/19

M H

24
堅実に村のガソリンスタンドを営む兄ロイ、村をリゾート化する計画を携えて戻ってきた社交的な弟カール。過去と現在を行き来しながら起きてしまったこと、何が降りかかるのか。闇を覗きみてどっぷり浸るノワールであり、人間心理の謎が溢れるミステリーでもある。殺人事件には真相があっても、視点人物のロイとあくまで彼の目を通したカールをよくわかったとは思えず、でも気になって最後まで食い入るように読んでしまった。すると何と続編があるそうで驚きが止まらない。2025/02/25

わたなべよしお

18
ノルウェイの山岳の寂れた村を舞台に兄ロイと弟カールが織りなす犯罪。その犯罪はどこまでも最後には兄弟の絆に帰っていく。田舎を、そして大自然を背景にしたノワールなんて。実は読後感はそれほど良くない。なのにロイには一種の共感を覚えてしまう。これで終わりと思ったら続編があるという。確かにそう聞いて驚く。これ一冊では終わらない物語なのかもしれない。2025/01/14

スイ

17
ひえええーーーおっもしろ!!!!! 山の牧場で暮らす寡黙な兄の元に、明るくて人気者だった弟が帰郷してくる。 二人はある秘密を抱えていた、というあらすじから陰鬱でウエットな作品を想定していたのだけど、文章がカラッとしていてとても読みやすい。 そして構成の上手いこと!! 途中で秘密が明かされた時には、その絶妙なタイミングに叫び出したいほどだった。 訳も非常に良くて、1/3くらい読んだところで他にどんな訳を手がけている方かな、と略歴のページを開いたところ…隣の解説の、結末ネタバレが目に入ってしまった…くーーっ!2025/03/21

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