TOUCH/タッチ

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  • サイズ 46判/ページ数 280p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784152103833
  • NDC分類 949.53
  • Cコード C0097

出版社内容情報

2020年、アイスランド。パンデミックの影響でレストランを畳んだクリストファーのもとに一通のメールが届いた。差出人は50年前に突如姿を消した元恋人ミコ。あの日、彼女はなぜ自分のもとを去ったのか。彼女への想いと悲恋の傷を抱え、彼は日本へ向かう。

内容説明

2020年、アイスランド。75歳のクリストファーは「終わり」を意識していた。妻は7年前に亡くなり、娘はとうに独立している。20年間営んだレストランは、パンデミックの影響もあり閉店した。最近は記憶力の衰えを感じずにはいられない。そんな彼に一通のメッセージが届いた。差出人は、50年前に留学先のロンドンで出会い、恋に落ちた日本人女性ミコ。恋人として幸せな日々を送るなか、彼女は突然姿を消した。あの日、彼女はなぜ自分のもとを去ったのか。消えない想いと悲恋の傷を抱え、薄れゆく記憶にすがりながらクリストファーはアイスランドからロンドン、日本へと旅をする。アイスランドを代表する作家による傑作恋愛小説。

著者等紹介

オラフソン,オラフ[オラフソン,オラフ] [Olafsson,Olaf]
1962年、アイスランド、レイキャヴィーク生まれ。アイスランドとアメリカを拠点に活動する作家。アメリカのブランダイス大学で物理学を修めたのち、ソニー・アメリカに入社。ビジネスパーソンとして活躍するかたわら、1986年に短篇集N´iulyklarで作家デビュー。2006年に刊行した短篇集『ヴァレンタインズ』はアイスランド文学賞を受賞。2008年には同書に収録されている「四月」の英語版がO・ヘンリー賞を受賞した

川野靖子[カワノヤスコ]
熊本大学文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤月はな(灯れ松明の火)

51
コロナ渦の影響で長年、経営していた店を閉め、終わりに対しての準備を行うクリストファー。だが、忘れられない女性、ミコからの連絡が来た事で人間関係において踏み込む事を躊躇い、留まってしまう彼の過去が紐解かれる。タカハシさんの頑なさはミコを守る為でもあったのだろう。だが同時に自分が行ってきた事が間違いではないという思いが見えるのが遣る瀬無い。そしてタカハシさんが固執したミコを示す言葉はどうしても哀れみと忌避を促してしまう。だからこそ、そうした目で見なかったクリストファーの存在は彼女にとっても救いだったに違いない2025/04/22

ヘラジカ

48
パンデミックの最中、人生の暮れに呼び覚まされる過去の亡霊。遠い昔の幻のような恋愛と師弟関係、「あのとき何故」という大きな謎…。純粋で淡いロマンスとノスタルジー、そして凄惨な歴史が紡ぎ出す、たまらなく愛おしい物語。日本人を(引いては人間そのものを)美化しすぎのような気もするが、人の脆さや繊細さを穏やかで精妙なタッチで描いた傑作である。日本文学を読んでいると錯覚する瞬間もあり。どこか『ドライブ・マイ・カー』を思い起こさせるロードノヴェルでもある。最後のページに辿り着き、幸福と悲哀の結末に思わずため息が漏れた。2024/12/28

本の蟲

16
アイスランドベストセラー。長年営んだレストランを閉めた75歳になるクリストファー。彼のSNSに半世紀以上前、留学先で親しくしていた日本人女性からの連絡があった。いてもたってもいられず、クリストファーはアイスランドからロンドン経由で日本へ向かうが…。ロンドンでのタカハシ親子との出会い。彼らが突如姿を消した理由。過去の出来事が、後の人生や内面に及ぼした影響。なんとなくイシグロの『日の名残り』を思いだした。非常に読みやすかったが、ラストは少々あっけない感じ。あとがきは物語の核心に触れるので最後に読むのを薦める2025/02/07

田中峰和

5
アイスランドで経営していたレストランを閉店したクリストファー。彼の記憶は、英国に留学していた50年以上前にさかのぼる。退学して日本レストランに勤めたきっかけがミコだった。日本から届いた彼女の手紙には病気のことが綴られていた。ミコは父のタカハシとともに忽然と姿を消し、それがクリストファーのその後の人生に大きな影響を与えていた。彼は自分の記憶に自信を無くし医者から認知症を示唆される。彼女との再会を目指し日本を訪れるクリストファー。広島で生まれたミコとタカハシの秘密が語られ、戦争が生んだ不幸に愕然とする。2025/03/22

いもぷ

5
映画化されたという情報も全く知らず読んだ。繊細なラブストーリー。素晴らしかった。2025/02/02

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