出版社内容情報
父の記憶も、愛情も、人間性さえも容赦なく奪っていくアルツハイマー病。この病に抗うためには、どうすればよいのか--現役の医師・作家が、認知症にまつわる歴史や最先端の研究成果をひもときながら父と向き合い、共に闘い、受け入れるまでの七年間の記録。
内容説明
「まさか。これは息子じゃない!」「じゃあ僕は何?」父の記憶も、愛情も、人間性さえも容赦なく奪っていくアルツハイマー型認知症。現役の医師/作家が父と共に病と向き合い、受け容れるまでの七年を丹念に綴る。
目次
第1部 変質(オレたちはいつでもジョージアへ越せるから;それで、ピーアをいつ連れてくる?;なら、オレはタクシーで帰る;まあなんにしても名声はいつまでも残るからな;いつの日か、そこに彼女の姿はなく、これが残されているのみ;我々がここで扱っているのは特異な疾患のようである;こういう日々がとうとう来たな)
第2部 傷跡(マータジーみたいに父さんも鍵付きの病棟に入れたいと?;彼女はタダで働くって言ってる;いいから、オレの孤独のことは心配しなくていい!;母さんはどこ行った?;あなたが計算が苦手だったとしてもこっちの知ったことじゃない;お前はオレの家族だ;心配するな、なんとかなるもんだ)
著者等紹介
ジョウハール,サンディープ[ジョウハール,サンディープ] [Jauhar,Sandeep]
インド系アメリカ人の心臓専門医、作家。農業科学研究者、プレーム・ジョウハールの次男
松井信彦[マツイノブヒコ]
翻訳家。慶應義塾大学大学院理工学研究科電気工学専攻前期博士課程(修士課程)修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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