無限病院

個数:
電子版価格
¥3,410
  • 電子版あり

無限病院

  • ウェブストアに6冊在庫がございます。(2025年03月23日 22時22分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 432p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152103697
  • NDC分類 923.7
  • Cコード C0097

出版社内容情報

平凡な男・【楊偉/ヤン・ウェイ】は、出張先のC市のホテルでミネラルウォーターを飲んだところ腹痛で倒れ病院に連れ込まれる。そこは巨大で得体のしれない不気味な迷宮だった。『三体』著者劉慈欣も瞠目する、中国SF四天王の一角・韓松が放つ不条理SF《病院》三部作開幕篇

内容説明

病院は街の基盤、病院はテクノロジー、病院はこの世のすべて。平凡なビジネスマン・楊偉は、ある日、仕事の出張先であるC市のホテルでミネラルウォーターを飲んだところ、腹痛で倒れてしまう。ホテルの従業員の女性たちに巨大な病院へ連れ込まれるが、外来には大量の患者が詰めかけており、なかなか検査の順番が回ってこない。楊偉は痛みに苦しみながら待つが、やがて病院内ではおそろしいほどに混沌とした状況が広がっていることがわかる。院内で商売をしはじめる者あり、遊ぶ者あり、苦しむ者あり、診断を求めて窓口に殺到している者あり…。楊偉はさまざまな検査を受けるが、なぜか治療はしてもらえない。逃げ出そうとするも、エントランスの外には病院に入ろうとする膨大な人の海が広がっていた。いまや“医療の時代”、すべての人が病んでいる社会だったのだ!中国SF四天王の一角、韓松が放つ、ダークで不条理なSFエンタテインメント“医院”三部作、開幕篇。

著者等紹介

韓松[カンショウ]
ハン・ソン。1965年、重慶生まれ。武漢大学でジャーナリズムの学位を取得。新華社通信の記者として勤務するかたわら、1982年に作家活動を開始、以後、多数の小説、エッセイを発表。劉慈欣・王晋康・何夕に並ぶ、中国SF界を先導する“中国SF四天王”のひとりである。本書を第一部とする“医院”三部作(『無限病院』、『悪霊祓い(仮)』、『死魂の群れ(仮)』)は中国において、ディストピア小説の分野に新たなランドマークを築いたと評され、すぐれた中国SF小説に贈られる中国星雲賞など、数々の賞を複数回受賞

山田和子[ヤマダカズコ]
1951年福岡県生。慶應義塾大学文学部中退。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

135
『三体』以来、中国SF作家の奔放な想像力には慣れたつもりでいたが、究極の混沌とした状況を提示する構想力には圧倒される。カフカの『城』は到着した城にいつまでも入れない男の物語だが、こちらは出張先で腹痛を起こしたビジネスマンが入院した病院から出られなくなる。病院が生命体のように増殖して巨大な管理社会と化し、医療が支配する世界という不条理。ここまでなら普通のディストピア物だが、後半に突然「病んだ宇宙」の概念が登場する。宇宙が病めば人も病み、何が正か邪かわからない。中国共産党の極限まで統制された悪夢の寓話なのか。2025/01/04

ヘラジカ

48
「地下鉄の驚くべき変容」には度肝を抜かれたが、この長篇作品も負けず劣らず異様な怪作である。正直に言って何を書いてるのか珍紛漢紛なことも多い。悪夢的世界に主人公もろとも放り込まれたのに、二人で彷徨ううちに相方が勝手に順応して平気な面しだしたような感覚だ。しかし、置いてけぼりにはさせない、離脱することを簡単には許さない謎のエネルギーが満ち満ちていて、最後まで一気に読まされてしまった。これが三部作…続篇が全く想像できない。それでもなんだかワクワクする。怖いもの見たさで楽しみに待ちたい。2024/10/27

さこぽん

25
中国のSF。難解で苦戦。火星に仏陀を探しに行ったり、所々に仏教の教えが書かれていて作者の信仰の深さが窺える。胃痛で連れて行かれた病院が混沌。逃げ出そうとするが外は診療を受けようと向かってくる人の海。後半は壮大な宇宙へと話は展開。病院から逃れることができるのか気になるけど、2部、3部は読むかわからない。気分次第。2024/11/24

ベル@bell-zou

24
小難しい導入部分をどうにか乗り切り本編に入ったものの一向に私好みの匂いがしてこないし気持ちも乗ってこないので「病気:9 戦いは長期戦」までで読むのを止める。全然関係ないけどずっと"無限キャベツ"が頭から離れなかった。笑 (57ページで登録)2025/01/02

特盛

20
著者は中国のSF作家。病院が社会の中心になった不気味な世界。主人公の男はカフカの城ばりに、ふとしたきっかけでその領域に取り込まれ、抜け出せなくなる。病人でなければ人ではない、という奇妙な世界線。図書館で借りて読みだしたが、カフカをダークに、ややグロテスクに味付けしたような描写が淡々と連続し、途中で読むのに辟易としてしまった。最後まで読み切ることなく返却期限を迎えてしまうこととなった2025/01/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22125701
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。