出版社内容情報
2002年3月未明、アフガニスタンで米軍とアルカイダによる激しい戦闘が繰り広げられていた。米軍は一時撤退を余儀なくされるも、指揮官ジョン・チャップマンはたったひとりで戦闘員に立ち向かうことに――。仲間と国を守るため最後まで抵抗しつづけた男の実録。
内容説明
アフガン戦争が勃発した翌年の2002年3月、米軍は、アフガニスタン東部シャヒコット渓谷のタリバン・アルカイーダ兵1500人殲滅を目論んだ「アナコンダ作戦」を実施。作戦に必要な野外基地を設営すべく、ジョン・チャップマン曹長ら米特殊部隊CCTとSEALsを乗せたヘリMH‐47は雪深いタクルガル山頂を目指していた。しかしその時、タリバンの攻撃を受けて仲間のニール・ロバーツ一等兵曹がヘリから転落してしまう。そこは標高一万フィート以上の極寒の山頂付近で敵地の真ん中だった。チャップマンたちはロバーツの救出のため、無数のタリバン・アルカイーダ兵が待ち受ける場への降下を決断した。そして先陣を切るチャップマンであったが、敵兵からの襲撃を受けて深手を負ってしまい―。絶望的な状況で仲間たちが撤退するなか、意識を取り戻したチャップマンはなぜたったひとりで立ち向かい、合計23人の米軍兵を救出することができたのか。驚異的な勇敢さと献身を発揮した男を描き、友愛の意味を問い直す、アフガン戦争の知られざる実話。
目次
第1部 進化
第2部 アナコンダ
第3部 余波
著者等紹介
シリング,ダン[シリング,ダン] [Schilling,Dan]
軍歴30年の元CCT(戦闘管制員)で、世界中で数多くの特殊任務に携わってきた。いわゆる「ブラックホーク・ダウン」にも関与し、戦場から特殊部隊員たちを救出した
チャップマン・ロングフリッツ,ロリ[チャップマンロングフリッツ,ロリ] [Chapman Longfritz,Lori]
米特殊部隊CCTジョン・チャップマン曹長の姉。仲間のために闘い、命まで捧げた弟の功績を伝えるべく、長年にわたって活動を繰り広げ、本書を上梓するに至った。現在も弟ジョンについての執筆活動と講演活動を継続している
峯村利哉[ミネムラトシヤ]
1965年生まれ。翻訳家。青山学院大学国際政治経済学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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