技術革新と不平等の1000年史〈上〉

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技術革新と不平等の1000年史〈上〉

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  • サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152102942
  • NDC分類 502
  • Cコード C0020

出版社内容情報

技術革新は往々にして支配層を富ませるだけで、労働者の待遇を引き上げることはなかった。こうした構造は変革しうるか? 水車の発明から産業革命、ChatGPTまで千年にわたる文明史を分析し論じる。マイケル・サンデル、ジャレド・ダイヤモンドら絶賛!

内容説明

生産性が向上し、労働者は貧しくなった?農法改良、産業革命、人工知能の進化まで、イノヴェーションの功罪を緻密に分析。『国家はなぜ衰退するのか』のアセモグルが長年の共同研究者と放つ決定的著作。

目次

プロローグ―進歩とは何か
第1章 テクノロジーを支配する
第2章 運河のビジョン
第3章 説得する力
第4章 不幸の種を育てる
第5章 中流層の革命
第6章 進歩の犠牲者

著者等紹介

アセモグル,ダロン[アセモグル,ダロン] [Acemoglu,Daron]
1967年生まれ、トルコ出身。経済学者。専門は政治経済学、経済発展論、成長理論など。40歳以下の若手経済学者の登竜門とされ、ノーベル経済学賞にもっとも近いと言われるジョン・ベイツ・クラーク賞を2005年に受賞。ほかにアーウィン・ブレイン・ネンマーズ経済学賞(2012年)、BBVAファンデーション・フロンティアーズ・オブ・ナレッジ・アワード(経済財務管理部門、2016年)、キール世界経済研究所グローバル経済学賞(2019年)など受賞多数。2019年以降はマサチューセッツ工科大学(MIT)における最高位の職階であるインスティテユート・プロフェッサーを務めている

ジョンソン,サイモン[ジョンソン,サイモン] [Johnson,Simon]
1963年生まれ、イギリス出身。経済学者。専門は金融経済学、政治経済学、経済発展論。マサチューセッツ工科大学(MIT)スローン経営大学院ロナルド・A・カーツ教授。国際通貨基金(IMF)の元チーフエコノミスト

鬼澤忍[オニザワシノブ]
翻訳家。1963年生まれ。成城大学経済学部経営学科卒業、埼玉大学大学院文化科学研究科修士課程修了

塩原通緒[シオバラミチオ]
翻訳家。立教大学文学部英米文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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姉勤

45
ネットコンテンツ"COTEN RADIO"の 科学技術の歴史特集より刺激を受けて。科学技術の発展で人類が幸せになった。というのは偽りという本書。古くは農耕の発明により、狩猟時代より人類の摂取カロリーや寿命は低下し、開墾や穀物の増産が農民をさらに疲弊させた、と。時代は下り産業革命の機械化、動力化による省力によって人間力が低価値となり機械の限界に合わせて人間が働く事となった20世紀前半まで。肉体の限界からの、暴力の示威交渉の副産物としての人権や対等な交渉権という現代的価値を獲得していった。さらなる絶望の下巻へ2025/05/20

塩崎ツトム

28
テクノロジーの進歩は富とゆとりをもたらすが、それは民草が団結して、きちんと権力者に物申して、搾取されないように戦ってこそのもので、そこんところを見逃すと100%搾取されるという話。特にイーロン・マスクや竹中平蔵みたいなタイプの人間が「there is no alternative.」とか言い出したらもうアカン。オルタナティヴは間違いなく存在する。わたしたちが望む限り。そして黄色いレンガ道がエメラルドの都に続いているとは限らない。2024/01/30

紅咲文庫

27
農耕開始からリーマンショックまで時間軸も語られる地域も広大だが、迷子にならず読み進められるのは細やかに配慮された文章のおかげ。上巻最終でイギリスで産業革命が起きた理由を、緩んだ封建制の中で新しい技術の発明者が中流層を確立し得たこと、その彼らがのし上がる手段として富を獲得することに執着したことが書かれ下巻へ続く■生産性バンドワゴン:生産性を高める新しい機械や方法は賃金も上昇させるという考え方。企業は生産性向上すると生産量を増やすためより多くの労働者を確保しようとする。その手段として賃金を引き上げるというもの2024/01/04

エジー@中小企業診断士

18
技術革新は社会を豊かにするのか。過去1000年間の経済・社会の発展を再解釈。スエズ運河からパナマ運河への物語はビジョンの力と罠を示す。農業革命によって生産性は飛躍的に高まったが大多数の農民の生活水準は狩猟採集民よりも貧しかったのは何故か。大航海時代と帝国主義はどうだったか。イギリスの産業革命は労働者の生活を豊かにはしなかった。バンドワゴン効果は弱々しい。全ては「選択」の結果。世界文明の中で後進国であったイギリスでなぜ産業革命が勃興したのか。それは「中流層の革命」であり、労働者の「勤勉革命」だったのだ。2025/04/03

さとうしん

18
21世紀版『人間不平等起源論』といった趣。レセップスとパナマ運河の下りは西欧版『失敗の本質』という感じだが。農耕の開始から産業革命に至るまで、テクノロジーの発展は庶民を幸せにしないどころか、それ以前より生活を苦しくさせるということが議論されている。19世紀アメリカの綿花栽培にボリシェヴィキ・ロシアの姿を見るという視点や、中国のように(というよりイギリス以外の)一定程度科学が発展していた国でも工業化出来なかったのはなぜかという議論も面白い。2024/02/08

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