宇宙に質量を与えた男ピーター・ヒッグス

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宇宙に質量を与えた男ピーター・ヒッグス

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  • サイズ 46判/ページ数 384p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784152102744
  • NDC分類 429.6
  • Cコード C0042

出版社内容情報

1964年、宇宙に質量が生まれた理由を6人の研究者が独自に推定した。だが、その鍵となる粒子の存在を予言していたのは、ただ1人だけだったーーノーベル賞の受賞から10周年、ピーター・ヒッグスの半生とヒッグス粒子の発見にまつわるドラマを精緻に描き出す。

内容説明

一九六四年、この宇宙に質量をもたらしたメカニズムを六人の研究者が独自に発見した。だが、その物理的実在を確かめる鍵となる素粒子の存在を予言していたのは、ピーター・ヒッグスただ一人だけだった。そこから約半世紀にわたり、そのボゾンは人類の探求を巧みにかわし続け、年々高まる注目に耐えかねたヒッグス本人もまた、ゆくえをくらましてしまう―二〇一三年のノーベル賞の受賞から一〇周年。ヒッグス粒子の発見にまつわるドラマ、ピーター・ヒッグスの人生、そして「ヒッグス」を追い続けた幾人もの同志たちの姿を精緻に描き出す。

目次

プレリュード 教授失踪事件
第1部(銘板で見た名前;一重らせん;粒子の爆発 ほか)
第2部(一度目の失踪―一九七六年;千里の道も一歩から;1TeVを目指す装置 ほか)
第3部(逃避計画を考える頃合い;輝かしい賞;ジグザグ)
エピローグ 平原を見晴らす眺め

著者等紹介

クローズ,フランク[クローズ,フランク] [Close,Frank]
1945年生まれ。オックスフォード大学理論物理学名誉教授、オックスフォード大学エクセター・カレッジ物理学名誉フェロー。英国王立協会フェロー。セント・アンドリュース大学卒業後、オックスフォード大学で博士号を取得。カリフォルニアのSLAC、ジュネーブのCERNに留学し、ラザフォードアップルトン研究所理論物理学部長、英国科学振興協会副会長を歴任。長年にわたって一般への物理学の紹介と普及に努めており、1996年に物理学協会ケルヴィン・メダル受賞、2000年に英国4等勲爵士、2013年にはマイケル・ファラデー賞を受賞

松井信彦[マツイノブヒコ]
翻訳家。慶應義塾大学大学院理工学研究科電気工学専攻前期博士課程(修士課程)終了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

DEE

10
なぜ物体が質量を持つのか。質量を与えている素粒子の存在が予想されたのがほぼ50年前。そこから多くの物理学者、科学者、技術者が集まり、とんでもなくデカい陽子衝突装置まで作り、ようやくその存在が示された。素粒子の話は難しく理解できたなんてとても言えないが、「予想が知識に変わる」という言葉にロマンを感じるのは、その過程がドラマチックだったからだろう。そう思えただけでも十分に満足できた一冊。2023/12/06

izw

9
図書館で借りて前半第7章まで読んだところで返却する。予約が4件あり、次に読めるのは3ヶ月後。ピーター・ヒッグスはヒッグスボゾンで有名な理論物理学者で、質量のない光子が、質量をもつ粒子に変わることがあることを理論的に示した。2013年にノーベル賞を受賞し、つい10日前4月8日に94歳で永眠。1964年7月に書いた第1論文、その3週間後に書いた第2論文が、ノーベル賞につながる研究成果となる。そのどき、同時に6人の物理学者がほぼ同等の発見に至りながら、わずかな時間差、微妙な考察の差で、フィッグスが栄誉を受けた。2024/04/18

とりもり

6
「標準モデル」完成のためのミッシング・ピースであるヒッグス粒子の存在を予測し、それから50年も経ってからその実在が確認されてノーベル物理学賞を受賞したピーター・ヒッグスの伝記。天才的にありがちな唯我独尊ではないとても謙虚な人柄が好印象。同じ理論を提示した人が6人もいたというのは驚きだが、唯一その確認方法まで示していたことが差別化につながったということか。個人的には、素粒子物理学の泰斗であるポール・ディラックや南部陽一郎がこの分野においても比類なき存在感を示していたということに感銘を受けた。★★★★☆2024/01/28

スプリント

6
学術的なことはわからないがピーター・ヒッグスの半生について知ることができた。2023/11/26

たこらった

4
第一部は生い立ち(ブリストルの学校の先輩卒業生にディラック!)とヒッグス機構の提唱&ボゾンの予言、他研究者の動向。第二部はCERNの紆余曲折と発見の凱歌、第三部栄誉狂想曲。南部陽一郎が大きな役割を果たしていた(超伝導における対称性の自発的破れ=クーパー対はより低いポテンシャルエネルギー状態へ遷移する際にゲージ不変性を犠牲にする→ソンブレロ、パイ中間子が極端に軽い質量を持つ要因の洞察→「強い力」、ブラウトとアングレアの論文を査読→ヒッグスに二人の仕事に言及するよう促す)。訳文は残念。解説文中に謎のCREN。2024/03/04

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