出版社内容情報
樹木はどんな科学技術よりも優れた力で二酸化炭素を吸収し、雨量や気温を適切な状態へとコントロールする。そしてその調整の仕方を子や孫へと受け継いでいく――。長年、森林の管理をしてきた著者が、樹木の秘められた力を明かし、環境問題解決の道筋を説く。
内容説明
環境問題が深刻化するいま、樹木は人類に何を語るのか?また、「木材は環境に優しい」「木を伐採しても、植林すれば森は再生する」「人工林でも森の生態系は維持できる」は、果たして本当なのか―ベストセラー『樹木たちの知られざる生活』の著者が、長年の観察と最新科学を交えて明かす、木や森をめぐる真実と環境問題解決のための具体策。
目次
第1部 樹木の知恵(樹木が迷うとき;数千年の学び;種に書きこまれる知識 ほか)
第2部 林業の盲点(追いつめられた林業;ブナ林での大量伐採;ドイツはスーパーツリーを探している ほか)
第3部 未来の森(一本の木の大切さ;全員が同じ方向へ進む必要があるのか?;新しい風;森はふたたび戻ってくる;森林に対する無知と慎重さについて―ピエール・イービッシュによるエピローグ)
著者等紹介
ヴォールレーベン,ペーター[ヴォールレーベン,ペーター] [Wohlleben,Peter]
1964年、ドイツのボンに生まれる。大学で林業を学び、20年以上、森林管理官として働いた経験をもつ。現在は、自ら設立した森林学校で、イベントや林業従事者向けのコンサルティングを行なうほか、世界各地で天然林の再生を促す活動を展開している
岡本朋子[オカモトトモコ]
ドイツ語翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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