出版社内容情報
プラトン、デカルト、ボーヴォワール、構造主義に現象学……一三四の哲学の主要トピックをすべて二~三ページに凝縮した入門書。人に優しくなれない、ついウソをついてしまう、不公平な世の中に腹が立つ……そんなあなたの悩みを解消するヒントをご賞味あれ!
内容説明
プラトンの国家論から映画「ジョーカー」のニヒリズムまで。一口かじれば世界が変わる!
目次
倫理
実存主義
美と芸術
社会と人間関係
宗教と形而上学
文学と言葉
科学と心理学
日常の哲学
知識と心
政治と経済
著者等紹介
トムソン,ジョニー[トムソン,ジョニー] [Thomson,Jonny]
イギリス・オックスフォードで哲学を教える。学生との対話と、哲学書を読むことへのややマゾヒスティックな執着から生まれた人気のインスタグラムアカウントMini Philosophyを持つことでも知られる。哲学以外にも、生命の起源、言語学、発達心理学、タイムパラドックス、精神分析、古典小説や詩の分析など幅広いテーマについて執筆を行っている。『ひとくち哲学―134の「よく生きるヒント」』が初の著書
石垣賀子[イシガキノリコ]
翻訳者。静岡県生まれ。立命館大学産業社会学部、ウィスコンシン大学(英語言語学専攻)卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ブルちゃん
32
アリストテレス「徳とは中庸」ハイデガー「死を思って生きる」プラトン「純愛」アンキンディ「宇宙の始まり」フェルミ「宇宙人はどこにいるのか」エウブリデス「砂山のパラドックス」ホッブス「統治者の必要性」ガンジー「非暴力」が心に残るし、凄く面白かった。きっとだいぶ初心者向けに作ってくれた本でも、それでも理解が追いつかない所も多々あり。色々な人が色々な事考えてるんだなあって。当たり前に流れてゆく感情や、思想、疑問を突き詰めて解明する力すごい。2023/05/16
孤島天音
6
普段なにげなく生きている日常が、なんの疑問も持たずに受け入れてる「枠組み」(あるいは神話など)の上に成り立っていると気付かされた。この本は数々の「枠組み」を提示してくれる。哲学とはそれらの「枠組み」に対して疑問を投げかけ、吟味することなのだと思った。自分なりの研究テーマ(枠組み)を探すのにはうってつけの本だと思う。個人的にはピアジェの発達心理学(244ページ)を参考に言語習得について考察していきたい。2023/07/09
女神の巡礼者
1
小さな版形の絵本のような装丁にだまされてはいけません。中身は134の思想と哲学がみっちり。といっても決して難解ではなく、ヒットしたハリウッド映画の話題が出てきたりしてとても読みやすかったです。しかも、最近流行の安直な粗筋紹介ではなく、今生きるために必要なことを考えさせられたり、人類数千年の英知の流れを旅した気分になりました。そして今からでも哲学しようかなと少し思いました。 著者はオックスフォード大学の哲学の先生とのことですが、こんな先生に教養課程の哲学教えてもらいたかったです。(英語では無理ですけど)。2023/05/25
まこ
0
私は実存主義の考え方がとても好き。 自分の意思や選択でアイデンティティができるのだ。 ストア哲学の中の、ヴィクトールフランクルの、何事にも人生に意味を見出すこと。自分で変えられることに注力すること。哲学はいろんな人の考え方を知って、生きやすくするためのものだと思っている。加えて、自分がどういう傾向の思想を持っているのかがこれを読むとわかる。 私は実存主義、ストア哲学だったけど、みんなはどうなんだろう。気になる!2024/03/26
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