出版社内容情報
フランスの地方に暮らす幸せな一家。ある日、第三子が重い障がいを抱えていることが分かった。長男はかいがいしく第三子の世話に明け暮れるが、長女は彼の存在に徹底的に反発する。障がいのある子どもが誕生した家庭の心の変化を、静謐な筆致で描く感動長篇。
内容説明
フランス、セヴェンヌ地方。両親、長男、長女。幸せな家庭に待望の第三子が生まれた。愛らしい子どもだったが、次第に彼が重度の障がいを抱えていることが分かる。長男は弟の世話にのめり込んでいくが、長女は弟の存在に徹底的に反抗する。だが、介護に疲れ果てた家族を救うために立ち上がったのは長女だった―。障がいを持つ子どもが生まれた家庭の葛藤を、庭の石の視点から克明に描き、フランスでは高校生が選ぶゴンクール賞、フェミナ賞、ランデルノー賞を受賞し、日本では第1回日本の学生が選ぶゴンクール賞を受賞した話題作。
著者等紹介
デュポン=モノ,クララ[デュポンモノ,クララ] [Dupont‐Monod,Clara]
1973年、フランス生まれ。大学で古フランス語を学んだあと、ジャーナリストとして活躍する。1998年、作家デビュー。中世を舞台にした小説を多く執筆する。2021年に刊行した『うけいれるには』で高校生が選ぶゴンクール賞、フェミナ賞、ランデルノー賞を受賞し、2022年には、日本でフランス語やフランス文学を学ぶ学生が投票する、第1回日本の学生が選ぶゴンクール賞を受賞した
松本百合子[マツモトユリコ]
上智大学文学部仏文科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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