出版社内容情報
ユダヤ教における宗教的指導者、ラビ。本書は、数少ない女性ラビのひとりである著者が語り手となり、無名の市民から政治家シモーヌ・ヴェイユまで11の死や葬儀を通じ、死者を葬ることの意味や、死を超えて死者と共に生きていくことの意味について説き明かす。
内容説明
死者はいつもわたしたちのそばにいる。コートのなかに。笑い声のなかに。シャルリ=エブド襲撃事件の犠牲者、政治家シモーヌ・ヴェイユ、ホロコーストの生存者…数少ない女性ラビのひとりである著者が、自ら執りおこなった葬儀を通じて、死の意味、生きる意味を綴る全仏ベストセラー。
目次
アズラエル 手のなかの生と死
エルザ 生者の家で
マルク 幽霊たちの服
二人のサラ 世代のかご
マルセリーヌとシモーヌ 最後の審判の日に
イザックの兄 問いのなかに落ちる
アリアーヌ 完全にはわたしと同じではないわたし
ミリアム 来世
モーセ 死にたくなかった人
イスラエル 死者をよみがえらせし者に幸いあれ
エドガー 私はおじの番人でしょうか?
著者等紹介
オルヴィルール,デルフィーヌ[オルヴィルール,デルフィーヌ] [Horvilleur,Delphine]
1974年フランス東部の都市ナンシーで生まれる。フランスのリベラルなユダヤ教宗教団体MJLF(Mouvement juif lib´eral de France)のラビ。2009年より、芸術・哲学や社会問題など様々な分野に関し幅広く論じ、あらゆる立場のユダヤ教徒の思想の活性化を目指す雑誌“テヌア(Tenou′a)”編集長
臼井美子[ウスイヨシコ]
英語・フランス語翻訳家。大阪大学文学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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