出版社内容情報
レティシア・コロンバニ[コロンバニ レティシア]
著・文・その他
齋藤 可津子[サイトウ カツコ]
翻訳
内容説明
理不尽の連鎖をこの子に残したくない。レナは20年続けた教師を辞め、フランスから遠く離れたインドに来ていた。ある日、海で溺れかけたところを少女に救われる。その子、ホーリーは、養父母の店で働かされ学校に通っていなかった。まだ十歳だ。レナ恩返しに、読み書きを教えようとする。だが「女に勉強はいらない。家のために働き、嫁にいくんだ」。因習にとらわれた養父母と村人、それに従う子供たち。これが、小さな恩人に許された唯一の人生なのか。レナは決意する。この子たちが学べる教室をつくろう。読書の喜びと、知識が世界を広げることを伝えよう。レナの小さな一歩は、村の女たちの助けも得て希望のプロジェクトにつながってゆく。『三つ編み』の著者が未来への願いを込めてつむいだ、連帯の物語。
著者等紹介
コロンバニ,レティシア[コロンバニ,レティシア] [Colombani,Laetitia]
フランス・ボルドー生まれ。小説家、映画監督、俳優。2017年に発表したデビュー小説『三つ編み』は、困難・差別に立ち向かう3カ国の女性の連帯を記し、40カ国で出版されるベストセラーとなった。2019年刊行の『彼女たちの部屋』(ともに早川書房刊)は、パリに実在する困窮者の保護施設を題材に、時代を超えた女性たちのつながりを描いた。両作品は日本でも数々の紙誌・SNSで話題となり、中高生をふくめ幅広い年代の読者から感動と絶賛の声が寄せられた
齋藤可津子[サイトウカツコ]
翻訳家。一橋大学大学院言語社会研究科博士課程中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モルク
美紀ちゃん
どんぐり
fwhd8325
ネギっ子gen