出版社内容情報
ある日、アフリカ系アメリカ人のベビーシッター、エミラは、誘拐犯に間違えられてしまう。黒人差別だと怒る白人の雇い主アリックスは、抗議するようエミラを焚きつけるが、そのいっぽうで名誉黒人気取りの恋人がアリックスの元カレだと知ったエミラは――。
内容説明
エミラは25歳のアフリカ系アメリカ人。大学卒業後、定職に就かずにベビーシッターをしているが、そろそろきちんと健康保険に入れる職に就きたい。ある日、ベビーシッター先の白人の子どもを連れて高級スーパーを歩いていると、誘拐の疑いをかけられてしまう。雇い主の白人女性は正式に抗議すべきだと焚きつけてくるが、エミラは今一つ気が進まない。一見リベラルだが、無意識な差別感情に溢れる白人に圧倒されっぱなしのエミラが選ぶ生き方は―。女優リース・ウィザースプーンのブッククラブに選書され、英米で話題沸騰。70万部突破のブッカー賞候補作。
著者等紹介
リード,カイリー[リード,カイリー] [Reid,Kiley]
1987年、ロサンゼルス生まれ。アリゾナ大学とメアリーマウント・マンハッタン・カレッジで学ぶ。トルーマン・カポーティ財団のフェローシップを受けながら、数多くのピュリッツァー賞受賞者を輩出してきたアイオワ・ライターズ・ワークショップを修了した。2019年刊行の『もうやってらんない』は、デビュー作にして、英国最高峰の文学賞、ブッカー賞にノミネートされ、全米での書籍の売れ行きに最も影響力があるとされる女優リース・ウィザースプーンのブッククラブの選定図書になった。現在ペンシルヴェニア州フィラデルフィア在住
岩瀬徳子[イワセノリコ]
お茶の水女子大学文教育学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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