もうやってらんない

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  • サイズ 46判/ページ数 448p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784152100986
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

ある日、アフリカ系アメリカ人のベビーシッター、エミラは、誘拐犯に間違えられてしまう。黒人差別だと怒る白人の雇い主アリックスは、抗議するようエミラを焚きつけるが、そのいっぽうで名誉黒人気取りの恋人がアリックスの元カレだと知ったエミラは――。

内容説明

エミラは25歳のアフリカ系アメリカ人。大学卒業後、定職に就かずにベビーシッターをしているが、そろそろきちんと健康保険に入れる職に就きたい。ある日、ベビーシッター先の白人の子どもを連れて高級スーパーを歩いていると、誘拐の疑いをかけられてしまう。雇い主の白人女性は正式に抗議すべきだと焚きつけてくるが、エミラは今一つ気が進まない。一見リベラルだが、無意識な差別感情に溢れる白人に圧倒されっぱなしのエミラが選ぶ生き方は―。女優リース・ウィザースプーンのブッククラブに選書され、英米で話題沸騰。70万部突破のブッカー賞候補作。

著者等紹介

リード,カイリー[リード,カイリー] [Reid,Kiley]
1987年、ロサンゼルス生まれ。アリゾナ大学とメアリーマウント・マンハッタン・カレッジで学ぶ。トルーマン・カポーティ財団のフェローシップを受けながら、数多くのピュリッツァー賞受賞者を輩出してきたアイオワ・ライターズ・ワークショップを修了した。2019年刊行の『もうやってらんない』は、デビュー作にして、英国最高峰の文学賞、ブッカー賞にノミネートされ、全米での書籍の売れ行きに最も影響力があるとされる女優リース・ウィザースプーンのブッククラブの選定図書になった。現在ペンシルヴェニア州フィラデルフィア在住

岩瀬徳子[イワセノリコ]
お茶の水女子大学文教育学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヘラジカ

54
フィクションにしては取り立てて目を引く事故や事件が起きるわけではないが、それだけにアメリカ社会のセンシティブな問題がより身近に、より生々しく感じることができる。物語の引き立て役に分かりやすく個性を持った登場人物は存在しない。だからこそ、当のアメリカ人にも見えにくい差別と偏見が、我々日本人にとっても尚更現実感を伴って読めるのかもしれない。かなり微妙なテーマでありながら語りが非常に魅力的で一気に読んでしまうほど面白かった。ほろ苦く切なさを感じる後味も絶妙。不思議な魅力を持つ作品だった。2022/04/11

R

47
こういうアメリカのドラマありそうだなという、現代を舞台にして、それぞれの立場ですったもんだしながら、アメリカの在り方を問うような事件と関係が進むという物語。人間模様がややこしいというか、独特の縺れ具合で、まさか最後にそんなオチがという終わり方をして衝撃的だった。ひっこみがつかなくなった嘘のせいでというのはよくあるけど、ここまで酷いのわと戦慄してしまった。そういうある種身勝手な人たちはさておいて、自分を見つけようと主人公が羽ばたいていくように終わるのはよかったと思うのである。2022/12/05

ケディーボーイ

44
相手の優秀さを無闇に強調することも差別につながる。そしてそれを理解している意識の高い人間ですらまた別の側面で無意識に差別的な振る舞いをしてしまう。 本当に難しい。 また主テーマと別に難しい所が。 ニューヨークはリベラルそうだがペンシルベニアは?といったアメリカの地域性、持っているファッションあるいはインテリアが示す人物像、例えやジェスチャー等。 アメリカドラマとかをみてたらわかるのかな。勉強不足。2023/06/13

星落秋風五丈原

29
表紙絵は向かって左からケリー、エミラ(本編の主人公)、ブライアー、キャサリンを抱くアリックス、ピーター。右半分は微笑んでいるが、エミラは微妙。ここから邦題の台詞を言っても無理ないくらい。ケリーはスマホをじっと見ているデパートでの事件以後、アリックスはエミラに「何が好きか知ってもっと親しくなりたい」とアプローチするが、その方法がいかん。アリックスはエミラの携帯を盗み見て嗜好を探ろうとする。彼女の友人たちが、エミラに良かれと思って取った行動は「私はこんなに黒人に理解がある白人リベラルなの」と誇示せんがため。 2022/05/05

uniemo

19
とても読みやすく面白いけれど、アメリカの現代の人種問題があからさまな差別だけでなくそれぞれ違う環境のそれぞれの立場で繊細に入り込んでいることがよくわかる小説でもありました。2022/08/19

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