出版社内容情報
アメリカ南部。小さな村を飛び出し、都会をめざす16歳の双子。より多くを望んだ姉は挫折とともに実家に出戻り、妹は出自の秘密に怯えながら裕福に暮らす。もう交わらないはずの2人の運命だったが――。アメリカで125万部突破、オバマ前大統領が薦める一冊
内容説明
自分らしくいるために嘘をついた。それは、許されない罪なのか。アメリカ南部、肌の色の薄い黒人ばかりが住む小さな町。自由をもとめて、16歳の双子は都会をめざした。より多くを望んだ姉のデジレーは、失意のうちに都会を離れ、みなが自分を知る故郷に帰った。妹のステラは、その何年も前に、デジレーのもとから姿を消していた。いまは、誰も自分を知らない場所で、裕福に暮らしているという。白人になりすまして。いつもいっしょだった、よく似た2人は、分断された世界に生きる。だが、切れたように見えたつながりが、ふいに彼女たちの人生を揺さぶる。人種、貧富、性差―社会の束縛のなかで、懸命に生きる女性たちを描く感動長篇。
著者等紹介
ベネット,ブリット[ベネット,ブリット] [Bennett,Brit]
作家。南カリフォルニアで生まれ育つ。ミシガン大学にて修士号を取得。2016年、長篇小説The Mothersでデビュー。2020年、第二長篇となる『ひとりの双子』を発表。ニューヨーク・タイムズ紙、サンデー・タイムズ紙のベストセラーリストに入り、全米図書賞等にノミネートされる。ジェイムズ・ボールドウィンやトニ・モリスンの系譜に連なる、最も重要な若手作家のひとりと評価される。2021年、タイム誌の「次世代の100人」に選ばれた
友廣純[トモヒロジュン]
立教大学大学院文学研究科博士課程中退、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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fwhd8325
まちゃ
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