繁花〈下〉

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  • サイズ 46判/ページ数 568p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152100733
  • NDC分類 923.7
  • Cコード C0097

出版社内容情報

戦後、文革、高度成長――歴史に翻弄され激変していく上海を生き抜く三人の少年たちの過去と今をユーモアと哀愁たっぷりに描く大河小説! 全篇上海語の会話を関西弁で翻訳する野心的な試みが結実! ウォン・カーウァイ監督ドラマ化決定の現代中国文学の精華。

内容説明

姿を変え続ける中国で、成長を遂げた少年たちは―中国で一二〇万部突破のミリオンセラー!華語文学メディア大賞年度小説家賞、文化中国年度人物大賞受賞著者の代表作。

著者等紹介

金宇澄[ジンユィチョーン]
1952年、上海生まれ。父は中国共産党の党員で市の幹部だったが、1954年に失脚。一家は不遇の時代を過ごす。文化大革命中の1969年には、「知識青年」として黒龍江省の農場に下放され、同地で労働に従事。1977年にようやく上海へ戻ると、組立工や文化宮職員として働いた。1985年に小説の執筆を始め、デビュー作『失落的河流』は文芸誌『萌芽』に掲載された。1988年に上海作家協会に入会。雑誌『上海文学』の編集に携わる。2012年に発表された『繁花』で、魯迅文学賞、茅盾文学賞、施耐庵文学賞など中国の主要文学賞を受賞。120万部を超えるベストセラーとなった。同書の執筆により、華語文学メディア大賞年度小説家賞、文化中国年度人物大賞も受賞。一躍中国文学界の寵児となった

浦元里花[ウラモトリカ]
同志社大学・立命館大学・大阪経済大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

182
上・下巻、1,100頁弱、完読しました。中国の市井の人々の大河小説、上海語(関西弁)で軽妙に語られる物語です。こういう文学が、現在の中国で評価されるのでしょうか?日本ではあまり売れない気がするので、中国で120万部だとすると、人口比だと日本で12万部となりますが、日本での実売は更にその1/10、1.2万部程度ではないでしょうか(笑) https://www.hayakawa-online.co.jp/shopdetail/000000015003/shurui/page64/disp_pc/ 2022/03/08

ヘラジカ

52
国や時代に翻弄されながら強く抗うでもなく流れるように生を営む人々。特別感のない人間の卑近な出来事と会話によって浮かび上がる、二つの時代の上海。日常の悲喜こもごもや生々しい情事を、着飾ることなくありのままに描いた、質素にして巨大なオブジェのような小説である。上下巻合わせると千ページを優に超え、複数の時系列で膨大な数の人物が登場するため、中国文学を読み慣れていない身には中々歯ごたえのある作品だった。ただ訳文自体は非常に読みやすいので、名前と関係さえ記憶してしまえばストレスなく読み切れる大作だと思う。2022/02/22

mitubatigril

8
上海を舞台に文革の時代から現在までを交互に行ききしながら それぞれの人生が描いてある。 主人公は阿宝 小毛 フゥーションの3人を中心にその周りの人達と当時の一般的な人間の暮らしをとにかく沢山の人物が出て来るので名前はメモして読めるようにしたが人間関係が分かりにくかったけど上巻に比べたら内容が分かっているから下巻の方は割りと読んで行けた。 上海弁が日本語訳だと大阪弁になるっていうのが面白い。 中国でベストセラーとあったけどそうなんだとしか思わないけど2022/03/27

yoshiko

4
著者あとがきを読んで、本書が何故中国で評価されたのか納得。内容はあまり問題ではなかったなと思う。訳者あとがきを読んで、出版してくれる版元がなかなか見つからなかったとあって、それもまた納得。在上海の大阪の人が、東京より上海の方が馴染むと言う話はよく聞いたので、本書の訳者はただただ正しい。軽快な関西弁の会話を目で追うのは心地よく、少し癖になって高速で読み切ってしまった。内容は頭にあまり入ってないけどw2022/03/21

どんちゃん

3
悲しいことに近頃、細かいことは読んだ側からどんどん忘れていってしまうんだけど、でもイメージは! この本を読みながら作り上げた私の頭の中のイメージはとても鮮やか。上海という街の音、そこに生きていた子どもたち、大人たちの声を確かに聞いた。彼らの生活をのぞいて、息遣いを感じた。いつか上海へ行くことがあったらきっとこのドラマを思い出すと思う。彼らの人生を。下巻最後に少しだけ、知っているドラマや曲の話が出てきて、彼らとの繋がりを感じられたのは嬉しかった。訳者の方には佩服!本当にありがたいことです。2022/06/10

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