ハヤカワ・ミステリワールド<br> 機龍警察 白骨街道

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ハヤカワ・ミステリワールド
機龍警察 白骨街道

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  • サイズ 46判/ページ数 448p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152100450
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

新型機 "龍機兵"を導入した警視庁特捜部に新たな指令が下る。ミャンマーで確保された国外逃亡犯の引き渡しを特捜部の傭兵にやらせろというのだ。その道行は危機に次ぐ危機の連続だった……フィクションがリアルを突き抜ける今最も熱い警察小説シリーズ第6弾

内容説明

国際指名手配犯の君島がミャンマー奥地で逮捕された。日本初となる国産機甲兵装開発計画の鍵を握る彼の身柄引取役として官邸は警視庁特捜部突入班の三人を指名した。やむなくミャンマー入りした三人を襲う数々の罠。沖津特捜部長は事案の背後に妖気とも称すべき何かを察知するが、それは特捜部を崩壊へと導くものだった…傷つき血を流しながら今この時代と切り結ぶ大河警察小説、因果と怨念の第6弾。

著者等紹介

月村了衛[ツキムラリョウエ]
1963年生まれ。早稲田大学第一文学部文芸学科卒。2010年に『機龍警察』で小説家デビュー。2012年に『機龍警察 自爆条項』で第33回日本SF大賞、2013年に『機龍警察 暗黒市場』(以上ハヤカワ文庫JA)で第34回吉川英治文学新人賞、2015年に『コルトM1851残月』(文春文庫)で第17回大頸春彦賞、『土漠の花』(幻冬舎文庫)で第68回日本推理作家協会賞、2019年に『欺す衆生』(新潮社)で第10回山田風太郎賞を受賞。2017年に上梓したシリーズ長篇第5作『機龍警察 狼眼殺手』(ハヤカワ・ミステリワールド)は、「ミステリが読みたい! 2018年版」国内篇の1位を獲得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんたろー

164
最新作はミャンマーをメイン舞台に据えつつ、東京&京都で同時進行する物語…期待していた高いハードルを軽々と超えてしまう面白さに脱帽!今回は姿の視点が多いが、ユーリやライザの心情も盛り込まれていて、三人に寄り添えるのが嬉しい。特捜部レギュラー陣が成長したり関係性が進んでいるのもシリーズならではの良さ。城木が巻き込まれる事件が本編に絡んで切ない展開になるのも上手い。ゲストのミャンマー警察の面々にもドラマを用意してあって満足。壮絶なバトルシーンは読み応え抜群だし、巧みに社会情勢も盛り込んでいて「これぞ、エンタメ」2022/04/28

遥かなる想い

137
2022年このミス国内第3位。 大河警察小説第6弾。 舞台はミャンマーで 政情不安の雰囲気が 全編に漂う。国際指名犯の護送という背後にある真実とは何なのか? 物語は ミャンマーの現場の激闘と 京都の企業の不正捜査とが 交互に描かれる… ミャンマーのクーデターまでも 盛り込みながら、スケールの大きな気宇の物語だった。 2022/01/12

125
ミャンマーを舞台に機龍警察シリーズの新作。地獄のような戦況と複雑に絡まる政治的な思惑。読み応えのある骨太な作品でした2021/11/27

ひさか

123
ミステリマガジン2020年3月号〜2021年7月号掲載のものに加筆修正し、2021年8月早川書房から刊行。シリーズ6作目。長編。日本人の犯人受取りにミャンマーへと派遣される姿、ユーリー、ライザ達。確かな筆力で描かれるミャンマーで待ち受ける罠と日本国内での特捜部に降りかかる火の粉の二つの展開に翻弄され、圧倒された。龍騎兵の登場は無かったものの機攻兵装の闘いが興味深く、面白い。次回は特捜部に新たに加わることになった新メンバーの活躍が見られるのか?。2021/10/23

まちゃ

121
国際指名手配犯・君島の移送のため、ミャンマー奥地に向かった警視庁特捜部突入班の姿、オズノフ、ライザを待ち構えていた<敵>の罠。それと並行して進む特捜部の国産機甲兵装開発に絡む贈収賄事件の捜査。ミャンマーのロヒンギャ問題、軍部によるクーデターと盛りだくさんで読み応えあり。世界各国の機甲兵装の戦闘シーンは脳内での映像化が追いつきません。楽しめました。2021/10/14

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