国家にモラルはあるか?―戦後アメリカ大統領の外交政策を採点する

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国家にモラルはあるか?―戦後アメリカ大統領の外交政策を採点する

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  • サイズ 46判/ページ数 384p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152100047
  • NDC分類 319.53
  • Cコード C0031

出版社内容情報

アメリカ民主党政権で高官を務めた経験がある政治学者のジョセフ・ナイが、フランクリン・ルーベルトからトランプまでの各大統領における外交政策を調べ、彼らの外交政策を、その意図、手段、そしてその結果どうなったかという三つの観点から採点と考察をおこない、彼らの大統領としての資質を分析する

内容説明

戦後のアメリカ大統領で最も倫理観のある外交政策をおこなったのは誰か?また最も倫理観のなかった大統領は誰か?民主党政権で高官を務めた経験をもつ国際政治学者が、歴代大統領の外交倫理を、リアリズム(現実主義)、コスモポリタニズム(世界市民主義)、リベラリズム(グローバルな立憲的統治)の点から徹底評価。ゼロサムを超えて他国と協同する「開かれた国際秩序」の実現のために、国家とモラルのあるべき関係を描く。

目次

第1章 イントロダクション アメリカの道徳主義
第2章 道義的な外交政策とは
第3章 創設者たち
第4章 ベトナム戦争の時代
第5章 ベトナム戦争以後の縮小期
第6章 冷戦の終わり
第7章 アメリカ一極時代
第8章 二十一世紀の力の移動
第9章 外交政策と未来の選択

著者等紹介

ナイ,ジョセフ・S.[ナイ,ジョセフS.] [Nye,Jr.,Joseph S.]
ハーバード大学特別功労教授、ハーバード大学ケネディ・スクール(行政大学院)元院長。プリンストン大学を首席で卒業後、ローズ奨学生に選ばれてオックスフォード大学で学び、ハーバード大学大学院で政治学博士号を取得。アメリカ歴代政権で、国防次官補(国際安全保障問題担当)、国家情報会議議長、国務次官代理を歴任

駒村圭吾[コマムラケイゴ]
慶應義塾大学法学部教授。専攻は憲法学

山中朝晶[ヤマナカトモアキ]
東京外国語大学外国語学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sayan

38
論じる視点はウイグル族、ミャンマー等、米中の人権をめぐる駆け引きからタイムリーだが、著者がJ・ナイに些かの驚きと共に本書を手に取る。米国の道徳主義と歴代大統領の外交政策を「道義的」な軸でその意図・動機、手段、結果から評価を試みる。その評価には留保が必要。1952年のA・ウォルファーズの論文から「状況が許す最善の道義的決断とは何か」に応答する苦悩を記述する。この事は、無政府的な国際政治のなかで、小文字の「人権」を標榜するも、アーレントが指摘した「人権の喪失」を前に、生々しく政策立案の表裏が行間から滲み出る。2021/04/03

Isamash

9
クリントン政権で国防次官補、オバマ政権で外交政策ボード等を務めたハーバード大特別功労教授ジョセフ・S・ナイによる2020年著作の訳本。原題はDo morals matter? Presidents and foreign polycy from FDR to Trumpで、珍しくモラル面(魅了的価値/良い動機づけ、リスクバランス、軍動員の必要性/軍民の区別、諸権利・制度の尊重、長期的国益、他国民の損害、真実尊重/道義的対話)から大戦後の歴代大統領の外交政策を論じ大変に面白かった。次政権への提言も優れもの。2021/09/28

Meistersinger

4
前半は意図(目標と動機)・手段・結果の三要素から考えた戦後大統領の評価。後半は道義が必ずしも無意味な偽善的なものではなく、ソフトパワーへの大きな意味を持つと解説。2021/05/23

Yasuhiko

1
外交にモラルは必要か?ナイは、力だけでは秩序は保てず、道義性が不可欠だと説く。歴代米大統領は理想を掲げつつ、私的な動機や時代の圧力に揺れた。冷戦期の秘密作戦はその象徴で、モラルを欠けば信頼も失う。これからの外交には、価値と利益のバランスをとる知性と、他国に支持されるソフトパワーが鍵となる。はたしてトランプ2期目の米国はどこに向かうのだろうか?2025/07/02

takao

1
ふむ2021/09/05

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