ウィズ・ザ・ライツ・アウト―ヴェルノン・クロニクル〈1〉

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ウィズ・ザ・ライツ・アウト―ヴェルノン・クロニクル〈1〉

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  • サイズ 46判/ページ数 376p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784152099723
  • NDC分類 953
  • Cコード C0097

出版社内容情報

かつては伝説のレコード店主、いまや哀愁のカウチサーファー。五十路の男ヴェルノンがたずね歩く旧友たちの心にも、90年代の輝かしい記憶が響きつづけるのであった。パリの片隅で生きる人々の哀しさと滑稽さを音楽が彩る、現代版・バルザックの『人間喜劇』。

内容説明

元・伝説のレコード店主、いまは哀愁のカウチサーファー。家賃滞納でアパルトマンを追い出された五十路の男、ヴェルノン・シュビュテックスは、輝かしき90年代に彼の店に集っていた旧友たちの家を渡り歩く。かつてはバンドマンやその取り巻きとして青春を謳歌していたが、いまは家族の問題や病、老いに直面している仲間たち。それぞれの心に、まだ音楽は響いているのか。そして、人々のあいだを転がっていくヴェルノンの行きつく先は―。ルノードー賞受賞のフランス人作家が現代フランスの市井で生きる人々をおかしみをもって描く文芸三部作、開幕。

著者等紹介

デパント,ヴィルジニー[デパント,ヴィルジニー] [Despentes,Virginie]
1969年フランス・ナンシー生まれの作家、映画監督、活動家。1994年、『バカなヤツらは皆殺し』でデビュー。2010年にApocalypse B´eb´eでルノードー賞を受賞。また、映画監督としても活躍している。現在はゴンクール賞やフェミナ賞の審査員を務める、現代フランスを代表する作家である

博多かおる[ハカタカオル]
東京大学大学院およびパリ第七大学大学院博士課程修了、上智大学教授、フランス文学研究者・翻訳家。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

104
辛口の感想で失礼。ビート・ジェネレーションには遅れて生まれて、そこに潜り込み、挙句の果てにミッドライフクライシス。何か高揚するものを求めると、結局昔に騒いだヤツらをグルグル回って、ドラッグ、セックス、噂話。そこに料理も加わってくるのがフランスと言えばそう。出てくる男たちに抱いた違和感は、作者が女性だからと読後に腑に落ちた。この作品を初めにクロニクルになるらしいが、「人間喜劇」と比較するか? 訳者がこの作家を褒めるのにすら、嫌気がさす。BLMに参加したことは、得点ではないよ。2021/01/21

ヘラジカ

53
ヴェルノンという一人の男をキーパーソンにした一大群像劇の第1巻。古典的と言っても良いほどに高精細な人物造形、愛すべき負け犬が玉突きのように人生を動かしていく華麗な物語。うーん、これまた唸るような逸品だ。多様な人々の些細な行動によって活写される現代フランス社会に少し圧倒された。哀れで惨めな男なのに憎めない、それどころかほんの数ページで好きになってしまうヴェルノンの面白さよ。小説を読んでいて感情移入という言葉を思い浮かべたのは随分久しぶりかもしれない。予期せずして今年のベスト候補に躍り出た傑作。 2020/10/17

junne

2
先日読んだ『アポカリプス・ベイビー』が最高だったので、ずっと積んであったこちらに手をつけた。あっちに比べるとドライブ感みたいなものは劣る気もするけど、現代のバルザック「人間喜劇」という意味ではいよいよ本領を発揮した作品なのではないかな。続きも読まないと。ていうかこれ三部作なんだけどまだ3巻が出てないんだった(全部出てから読もうと思ってたのを忘れてた)2022/05/10

mim42

2
毎度他の誰かと比べるのも芸がないが、ベケット三部作と同じような読後感。エントロピーが増大し続けるので読むペースも上がらない。Web時代、もはやパリもニューヨークも東京も変わらない。多数の外部参照は関心事の一つだが、ナパームのくだりでナパームデス、ラスト近くに登場したジャニス、ジミヘン、ウィンウッドの三連鎖に反応した。作者の思想的立ち位置だとかなんとかismだとか面倒くさそうなことには興味無い。ベケットより狂っていない分読みやすくて。で、帯に大きく描かれていた「カート・コバーン」は何の関係があるのか問題。2021/05/26

chinaishingoo

2
実は私も元レコード店勤めだったりする。ヴェルヴェットアンダーグラウンドをYouTubeではなくCDで聴きながら一気読み。2.3も早く! 読み返そうと思った、バカな奴らは皆殺し、が見つからない。一体何処に… 2020/11/17

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