出版社内容情報
アメリカを代表する巨大IT企業クラウド。クラウドで職を求める人は絶えず、従業員はみなそこに居住している。経営者は誰もが働きたくなる会社だと豪語するが、果たして本当なのか? 決死の覚悟で女性スパイがクラウドに潜入する。(本書はフィクションです)
内容説明
GAFAを超える“ギガ”プラットフォーマーの内部に初潜入!アメリカ一の大富豪がCEOを務める巨大IT企業クラウド社。クラウドに職を求める人は絶えず、従業員は皆そこに居住しており、会社全体はひとつの都市のようになっている。なぜこれほどまでに成長をとげることができたのか?単独潜入の果てにクラウドの内部で目にした光景とは何か?アメリカ経済界激震必至のルポルタージュ!
著者等紹介
ハート,ロブ[ハート,ロブ] [Hart,Rob]
小説家。『巨大IT企業クラウドの光と影』THE WAREHOUSEは20ヵ国語以上に翻訳されている
関美和[セキミワ]
翻訳家。杏林大学外国語学部准教授。慶應義塾大学文学部・法学部卒業。ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得。モルガン・スタンレー投資銀行を経てクレイ・フィンレイ投資顧問東京支店長を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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あーね
3
タイトルがすごく堅苦しいので、難しい話かと思いきやそんなことは全然なかった。読み進めると面白く続きが気になってしまう、そんな本だった。大規模なクラウドを創り上げた会社の創始者であるギブソンと、そのクラウドで働くこととなったパクストンとジニア。その2人にはそれぞれの秘密を抱えてここへ訪れた。クラウドでは、住むところが保証され、仕事があり、食事にも困らずクラウドの中で人生のすべてが揃う。人生の選択は自由だが、選択肢が少ないと考え方も変わってくる?パクストンを見ていてもどかしく、納得してしまう。人生の自由とは…2021/03/05
好転する兎
0
★★★★☆ 映画化しそうな内容。ドローンを活用した巨大運送会社にの創始者と新規採用者と同じく新規採用だがライバル企業から依頼された企業スパイの3人の視点で物語がすすむ。誰にでもできる仕事の繰り返しって人をすり減らすと痛感。2020/11/15