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出版社内容情報
恋愛関係を長く幸せに続けるためには? より幸福な結婚のかたちとは? 男女両方に性欲があること、パートナーに嫉妬すること、ふたりに子どもが生まれることは、関係にどんな変化をもたらす? イタリア人学者と共に、哲学の7つのレッスンで考えませんか。
内容説明
障害を乗りこえ、変化に動じない、幸福で強い関係を築くには。イタリアの大人気テレビ番組発、哲学と心理学にもとづくレッスン集。
目次
1 約束
2 欲望
3 子ども
4 裏切りと許し
5 暴力
6 別れ
7 持続する愛
著者等紹介
レカルカーティ,マッシモ[レカルカーティ,マッシモ] [Recalcati,Massimo]
ミラノ在住の精神分析学者。1959年生まれ、ミラノ大学哲学科卒。パヴィア大学特任教授、ヴェローナ大学講師。ローマ、トリノ、フィレンツェなどイタリア各都市での臨床活動の経験をもつ。イタリアの主要日刊紙であるラ・レプッブリカに寄稿。2016年よりテレビ番組に出演しているほか、著書も多数
飯田亮介[イイダリョウスケ]
イタリア文学翻訳家。1974年生まれ。イタリア、モントットーネ村在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ともブン
2
一気に燃え上がりお互いの全てを消費尽くして終わっていくのは本当の愛ではない…。持続する愛を生きるふたりとは、気の合う者同士の融合した存在でもなければ、似た者同士が一体化したものでもなく、欲望抜きの親密な関係でもない、とありなるほどと思った。お互いの自由、成長を尊重しながら、ひとときの時間・孤独を分かち合う。 エーリッヒ・フロムの愛するということを彷彿とさせる。2021/01/24
古民家でスローライフ
1
イタリアの精神分析学者による、愛について、心理学、哲学、及び個人的な経験を通して、考察した一冊。愛は、普遍的で、深いテーマであるが、そこには、様々な要素が含まれており、人によって、愛に対する捉え方は違うだろう。より、表層的には、欲望の対象としての愛があり、打ち上げ花火のように、一瞬で燃え上がり、美しい記憶の中で消えていく。持続的な愛は、それ自体が困難なものであり、様々な段階を得て、相手を理解する努力は必要不可欠なものではあるが、関係性の中での変化を受け入れ、とどまり続けないことが、重要なのだと思う。2024/10/17
Book worm7
1
キスは大切、舌を触れるのは相手の心臓を触れるのと同じ。売春はキスなし。2021/07/25