ピュア

個数:

ピュア

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月26日 01時28分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152099358
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

ユミは学園星ユングに暮らす普通の女の子。女性はこの時代、国を守るために子供を産むことを使命づけられている。ただし妊娠には、地球に暮らしている男たちを文字通り「食べる」ことが求められていた――早川書房noteで閲覧数1位の衝撃作、ついに書籍化

内容説明

遠い未来、地球軌道上の人工衛星で暮らす女性たちは、国を守るために子供を産むこと、そのための妊娠を義務付けられていた。ただしそれには、地上に棲む男たちを文字通り「食べる」ことが必要とされる―そんな変わり果てた世界で「普通の」女の子として生きるユミの葛藤を描き、ネット上で旋風を巻き起こした衝撃作のほか、幼馴染みの性的な変身をめぐって揺れ動く青春小説「バースデー」、未曾有の実験により12人の胎児の母となった研究者のドラマ「幻胎」など、性とともに生きる人々の姿を活写する5つの物語。

著者等紹介

小野美由紀[オノミユキ]
1985年生まれ。慶應義塾大学フランス文学専攻卒。2015年2月、デビュー作エッセイ集『傷口から人生。メンヘラが就活して失敗したら生きるのが面白くなった』(幻冬舎)を刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

bunmei

126
初読みの作家。強烈で幻想的なテーマと内容の短編集。生殖とSEXへのイメージが露骨に広がるだけでなく、表題の『ピュア』では、鱗を身にまとい強力に変態した女性が、カマキリのごとく、生殖を目的としたセックスの後に、その男性を食らう。その描写もスプラッター顔負けのグロさを感じる。一方、各章の非現実的な女性達の設定とは裏腹に、今どきの女子高生のような軽々しい言葉で会話するギャップが、シュールさを際立たせている。その他の作品も、根底には現代社会が抱えるジェンダー問題への警鐘が、聴きとれる内容となっている。 2020/09/16

モルク

105
5つの短編集。表題作「ピュア」では、男女の生態が変わり、性交後に男性を食べないと妊娠せず、身体には鱗、そして戦争にいくのも女。これは未来なのか、異世界なのか。女はカマキリ、そして男は蜂か蟻のようになっていく。そして最終話「エイジ」はピュアのスピンオフ、男性側から描いている。どの話も女性の性をSF風にした作品。思ったよりも読みやすい。2021/09/30

いたろう

81
著者初読み。というか、理由は忘れたが、読みたい本リストに入っていて、やっと図書館で借りてきたものの、最初、小野不由美だと思って読んでいた(笑) 何か作風が違うなと思ったら・・・。表題作他、全5編のSF短編集。表題作は、遺伝子改良で、女性たちが、平均身長2メートル、鱗、牙、鋭い爪を持つようになり、男を犯した後に食べることで子供を作るようになった世界(!)の話。その他、染色体を書き換えて性転換をする話、古代の人類の凍結精子と現代の女性の卵子を結合させようとする話等、女性と性をテーマにしたSF世界に驚かされる。2021/01/12

万葉語り

59
女性が進化し生殖のためには男を捕食して殺さなければならなくなった表題作。性転換手術ができる世の中になり、親友が男になった「バースデー」。伯父に性的虐待を受けていた女性が解放されたのは月人のおかげ[Tothemoon]。そして、生殖機能を失った女性が人工授精で凍結保存されていたスーパー人類の母になる「幻胎」。どれもSFのようでいて、現状を切り取ったように見える短編5作。面白かった。2020-1892020/11/01

カノコ

58
女だけが強く進化した未来、子どもを産むため女たちは男たちと交わり「食べる」必要があった ――― 女の性と生殖を描いた短編集。女にだけ存在する子宮という臓器で書いたようなストレートな話が並ぶ。しかし、女であるが故の生きづらさだとか男であるが故で窮屈さだとか、そういう話にありがちな圧力はあまり感じなかった。時にショッキングな描写とは裏腹に、驚くほど無垢に、それこそピュアに、その性であること、あるいはその性でしかないことの不自由さと違和感を訴えてくる。親友の性別が変わった少女の困惑を描いた「バースデー」が好き。2020/06/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/15442140
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。