出版社内容情報
中近東の発掘調査団の宿舎で不可解な出来事がつづいた。窓からのぞく不気味な顔、深夜の倉庫にちらつく怪しい光。そして調査団リーダーの妻には、15年も前に死んだはずの元夫から脅迫状が届く。だがそれはすべて、まもなく起きる殺人事件の序曲にすぎなかった
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なおなお
9
ポアロのシリーズは毎回語り手が変わるので新鮮。今回の殺人事件も予想外で面白かった。登場人物が今回も多いので、冒頭にある登場人物一覧は分かりやすくてありがたい2022/12/19
ねむ
6
早川が新しく出した子供向けシリーズということで読んでみた。とくにエグいところもなく安心感があるのは原作がそもそもそうなのか、少し調整してあるのか分からないけれど、癖がないので年齢に関係なくいけると思う。ところどころに表紙にあるようなマンガ的挿絵がどーんと現れるので、電車で大人が読んでるとちょっと人目が気になりますが・・・。2020/07/10
Suma
5
そういえばポアロを読んだことがなかった!と手にとる。表紙も人物紹介も今の子が好きそうな可愛らしいイラストで、(いろいろな子に興味を持ってもらうため)間口を広げるってこういう事でもあるなと感じた。 現代の生活はいろんな面で刺激過多、ミステリのトリックも複雑化しているのだと名作と言われるものを読むと気づく。このくらいがいいな。本が出た当初はこのトリックも刺激的だったんだんだろうな。未来はどうなるのか…なんて本筋と関係ないところで考えてしまった。読みやすかったので機会を設けてシリーズで読みたい。2020/05/19
たつや
4
冒頭の「イラクとシリア遺跡の調査員に捧げる」が現代の戦争と妙にリンクしていて不思議な面白さに。恐らくピラミッドの発掘ミステリーをヒントに書かれた作品なのだろうと思うが、これはこれで大変面白かったです。アガサ・クリスティの未読の作品はまだまだあるので、今後の開拓が愉しみです。2024/05/12
ekoeko
4
古代文明の遺跡を調査するチームに起きる密室殺人。子供向けなので読みやすいが人物描写とかけ離れた絵が(笑)昔話はきれいに見えるものです、ガチョウを白鳥とみなすようなものですわ、に同感。2021/10/01
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