出版社内容情報
夢を見ていることを自覚し、その内容を自在に操れる明晰夢。映画「インセプション」にも登場するこの鮮明な夢を体験した著者が、多くの専門家を訪ね、ヨガを学び、古今東西の文学や芸術を紐解きながら、夢と睡眠のしくみに迫る。夜が待ち遠しくなる科学読本。
内容説明
夢のなかで目覚め、その内容をコントロールできる明晰夢。映画「インセプション」でも描かれるこの鮮烈な夢をペルーでの発掘旅行中に体験した著者は、その不可思議な世界に魅せられ、夢の科学へと分け入っていく。折しも夢と睡眠の研究は盛り上がりを見せていた。もはや夢はでたらめな現象とは考えられていない。ジャーナリストとして多くの専門家を訪ね、古今東西の文学や芸術をひもとき、自身の夢体験を探る著者。その探求の過程で、学習促進や精神的トラウマ克服に不可欠な夢の機能、夢と創造性の密接なつながり、夢日記の効用、明晰夢を見て実生活に生かす方法などが浮かび上がる。私たちの夜の旅の意味と目的を解明し、目覚めている昼の生活をも豊かで健康にするユニークなポピュラー・サイエンス。
目次
第1章 私たちは夢にどう向き合ってきたのか
第2章 先駆者
第3章 夢は研究室へ
第4章 睡眠研究のルネサンス
第5章 夢で問題を解決する
第6章 夢で人生の危機に備える
第7章 悪夢
第8章 夢を診断に役立てる
第9章 夢でコミュニティを育む
第10章 明晰夢を見る
著者等紹介
ロブ,アリス[ロブ,アリス] [Robb,Alice]
ジャーナリスト。オックスフォード大学卒業(考古学・人類学専攻)。“ニュー・リパブリック”のスタッフ・ライターをへて、“ワシントン・ポスト”や“エル”、“ニューヨーク”などで幅広く執筆。初の著書となる『夢の正体―夜の旅を科学する』(2018年)は、“ヴォーグ”や“タイム”などのメディアで好評を博し、16言語に翻訳されている
川添節子[カワゾエセツコ]
翻訳家。慶應義塾大学法学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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