無人の兵団―AI、ロボット、自律型兵器と未来の戦争

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無人の兵団―AI、ロボット、自律型兵器と未来の戦争

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  • サイズ 46判/ページ数 568p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152098757
  • NDC分類 559
  • Cコード C0031

出版社内容情報

AIやロボットに生殺与奪の権利を与えるとき、何が起きるのか?――急速に開発が進む「自律型兵器」の実態に元レインジャー部隊員のアナリストが迫る。30カ国以上で導入されている先端軍事技術の現場を取材し、開発と規制の課題、戦争と人類の未来を展望する。

内容説明

ターミネーター誕生は近い?米レインジャー部隊出身の軍事アナリストが先端技術の最深部に迫る。ウィリアム・E・コルビー賞受賞。

目次

第1部 地獄のロボット黙示録
第2部 ターミネーター建造
第3部 ランアウェイ・ガン
第4部 フラッシュ・ウォー
第5部 自律型兵器禁止の戦い
第6部 世界の終末を回避する―政策兵器

著者等紹介

シャーレ,ポール[シャーレ,ポール] [Scharre,Paul]
アメリカの軍事アナリスト。米陸軍のレインジャー部隊員として、イラクとアフガニスタンに計4度出征。2008~13年まで、米国防総省(ペンタゴン)にて、自律型兵器に関する法的・倫理的課題と政策を研究。現在は、ワシントンD.C.のシンクタンク「新アメリカ安全保障センター(CNAS)」のシニアフェロー、「テクノロジー及び国家安全保障プログラム」ディレクターを務める。著書『無人の兵団―AI、ロボット、自律型兵器と未来の戦争』で、軍事史、インテリジェンス、国際政治分野の理解促進に多大な貢献をなした本に贈られるウィリアム・E・コルビー賞(2019年度)を受賞

伏見威蕃[フシミイワン]
1951年生まれ。早稲田大学商学部卒業。英米文学翻訳家。豊富な軍事知識を生かした緻密でレベルの高い翻訳で知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

keroppi

71
AIによる自立型兵器の現在と未来を語る。様々な映画や小説にも登場する自立型兵器だが、それはもうそこにあり、誰でも作ろうと思えば作れる技術がある。それを規制するのは人間であると、法的な論議にまで及んでいる。そう言えば、手塚治虫「火の鳥」でも、世界を滅ぼしたのは、AIだったなぁ。そうならないことを祈るしかないが。2020/01/16

ミライ

45
SF小説っぽい表紙もかっこいい、米国軍事アナリストのポール・シャーレによる著書。タイトルからしてワクワク感満載、軍事テクノロジーとしてのAI・ロボットについて、元レンジャー部隊出身の著者が語りつくす。すでにAIを搭載した軍事兵器(ドローン等)は実際の戦争で使われているが、今作は未来の自律的に動くAI兵器に関しての考察が語られる、近い未来ターミネーターが作れるようになる? ネット・ロボット・AIなどの技術は得てして「軍事が原点」なので、これから実現されるであろうテクノロジーを先取りでき非常に勉強になった。2019/08/24

サケ太

22
フィクションは未来になり得るか。めちゃくちゃ長い、が非常に興味深い。自律型兵器というものの存在やその意義について語られる。今までの、歴史的な兵器についても引き合いに出しており、兵器を開発、研究する必要性が理解できる。今後の展開や政治的な制約。完全な自律型兵器は形になっていないものの、多くの人々が未来を危惧して対策を考えている。『私の経験では、自律型兵器についての真剣な話し合いの一〇件に九件で、場所が国防総省の奥の院だろうと、国連の廊下だろうと、かならずだれかが『ターミネーター』を引き合いに出す。』2020/05/29

パトラッシュ

20
ネットの内部ではサイバー戦争のただ中だが、リアルの戦争はAIやロボット技術の進展で自律型兵器の登場が目前だ。ほとんどの人は映画「ターミネーター」のイメージしかないだろうが、実際はどこまで進んでいるのかを本物の戦場を知る軍事アナリストが詳細に解説する。機関銃、戦車、飛行機、ミサイルと戦争技術は急速に進歩してきたが、ついにここまできた。この文章を書いているパソコンについてもろくに知らない私たちが「過ちを犯していることを知らない」機械に武力行使を託すのか決断を迫られている。他人事でなく民主国家の戦争なのだから。2019/11/05

Atsushi Kobayashi

20
知らないことがいっぱいです。AIの問題や、運用の問題、人がどうからむか、など。ちょっと長いですが、考えさせられます。2019/10/12

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