出版社内容情報
1976年12月のボブ・マーリー暗殺未遂事件。犯行に及んだ7人は何者で、目的は何だったのか――真相は明かされず、米国の陰謀すら囁かれる事件をもとにした長篇小説。売人やジャーナリスト、CIA局員、亡霊までがうごめく、血塗られた歴史が語られる
内容説明
1976年12月3日、レゲエ・スターにしてジャマイカの英雄ボブ・マーリーが襲撃された。その日は、高まる政治的緊張を鎮めるためのコンサートの2日前であり、総選挙が控えていた。ボブ・マーリーは一命を取り留めるものの、暴力は加速する。国を二分し、やがてアメリカ合衆国をも巻き込んでゆく。襲撃したギャング、裏で操る政治家、CIA工作員、アメリカ人記者、事件を目撃してしまった女性、さらには亡霊まで、70名以上の人物が闘い、血に塗れながら己が見た真実を語る。現実の事件をもとに、語られざる歴史をつむぐ途方もない野心、禍々しくも美しいディテール、多彩に鳴り響く音楽的文体に、世界の文学ファンが狂喜した!ジャマイカ出身の作家では史上初のブッカー賞を受賞した巨篇。
著者等紹介
ジェイムズ,マーロン[ジェイムズ,マーロン] [James,Marlon]
1970年ジャマイカ、キングストン生まれ。2005年にJohn Crow’s Devilでデビュー。2009年にThe Book of Night Womenを発表し、全米批評家協会賞にノミネート。2015年、『七つの殺人に関する簡潔な記録』で、英語圏でもっとも権威あるマン・ブッカー賞、カリブ文学OCMボーカス賞なども受賞し、ミチコ・カクタニら批評家からも激賞された。2019年にはタイム誌の「世界でもっとも影響力のある100人」に選出された
旦敬介[ダンケイスケ]
作家、翻訳家、明治大学国際日本学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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