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炎の色

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  • サイズ 46判/ページ数 576p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152098115
  • NDC分類 953
  • Cコード C0097

出版社内容情報

1927年、パリ。銀行家の父を亡くしたマドレーヌは、その莫大な遺産を相続する。しかし、その地位を狙う者は多かった。裏切りと詭計に遭いながらも、彼女は闘い生き抜こうとするが。ゴンクール賞受賞作『天国でまた会おう』三部作、一気読み必至の第二作登場!

ピエール・ルメートル[ルメートル ピエール]
著・文・その他

平岡 敦[ヒラオカ アツシ]
翻訳

内容説明

1927年2月、パリ。一大帝国を築き上げた実業家が死んだ。その長女マドレーヌ・ペリクールは、幼い一人息子ポールとともに、父の莫大な遺産を受け継いだ。しかし、事故に遭ったポールの看護に努める彼女は、自らを取り囲む悪意に気づかなかった―。やがて裏切られて地位も資産も失った彼女は、復讐を決意する!戦火が迫りつつある時代を舞台とした、息もつかせぬ群像劇。ゴンクール賞・英国推理作家協会賞受賞作『天国でまた会おう』に続く三部作第二弾。

著者等紹介

ルメートル,ピエール[ルメートル,ピエール] [Lemaitre,Pierre]
1951年、パリ生まれの作家、脚本家。2006年にカミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズの第一作となる『悲しみのイレーヌ』でデビュー。2011年に発表したシリーズ第二作『その女アレックス』は、英国推理作家協会(CWA)賞インターナショナル・ダガー賞に輝いたほか、日本でミステリ・ランキング一位を独占し、ベストセラーとなった。2013年に発表した初の文芸作品である『天国でまた会おう』(早川書房/ハヤカワ・ミステリ文庫刊)は、フランスで最も権威ある文学賞であるゴンクール賞およびCWA賞インターナショナル・ダガー賞を受賞

平岡敦[ヒラオカアツシ]
1955年生、早稲田大学文学部卒、中央大学大学院修士課程修了、フランス文学翻訳家、中央大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

185
ピエール・ルメートルは、翻訳されている全作品を読んでいる作家です。『天国でまた会おう』三部作、第二弾です。世界恐慌前後の復讐譚、面白く読みましたが、ピエール・ルメートルと言うよりも、フランス版、ジェフリー・アーチャーのようでした。何時読めるかわかりませんが、続いて三部作の最後に行きます。2018/12/10

拓郎

64
ルメートルさんの天国でまた会おうの続編です。知らずに本作から読んでしまいましたが問題は無かったです。これまでの作品とは雰囲気が違って文学的な作風でどうなるかと思いましたが、後半はやっぱりルメートルさんらしいミステリの要素が前面に出ていました。まずまずおもしろかったです。一作目もまた読んでみます。2019/03/10

ヘラジカ

56
いやはや金と欲望あるところには尽きせずドラマが生まれるということか。端的に言って素晴らしく面白い。癖の強い人物たちが織りなす物語は、前作を凌駕する牽引力を持っていると言っても過言にならないだろう。ただし、モチーフにしたと思われる『モンテ・クリスト伯』と比べるには、復讐の性質や釣り合いを考えると読了後も清々しいとは言い難い。そこがまた魅力的ではあるのだけれど。前作エピローグで思わせぶりだったルイーズが登場しないと思ったら、どうやら第3巻で主人公を担うようで。まだ完成していないようだが期待大である。2018/11/24

yumiha

43
『天国でまた会おう』の続編。前半は、ペリクール氏の葬儀から始まるが、娘マドレーヌや孫ポールのこれからの苦難を予感…その予感に違わずに、思いつめたポールの事故⁉ブルジョワのペリクール家が、裏切りや奸計によってだんだん没落していく様は、読むのがつらい。救いは陽気な看護師ヴラディ。後半は、「私も容赦しない」と決意したマドレーヌの復讐劇。ポールの痛ましい姿を見れば、その気持ちは分かるけれど、やり過ぎちゃうん?ここで大活躍するのが前作では端役だったデュプレ。潔くプラデルから去った姿が印象的だったが、ここまでとは…。2022/02/16

なっく

24
『天国でまた会おう』の続編とは知らずに読み始めたため、設定を理解するのにやや時間を要した。それでも世間知らずのマドレーヌが騙されて財産を巻き上げられたあとの復讐劇は胸のすく話だった。当時のフランスの状況とかを知っていたらもっと楽しめたかも。しかしこの主人公、根性あっていいんだけど、男にだらしない(笑)2019/06/06

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