出版社内容情報
理知軽視のポピュリズム的傾向に異を唱える声明をはじめ、進化学から世相までの広いテーマをとりあげた、待望のドーキンス論文集成。ブレグジット、トランプ大統領誕生に象徴される理知軽視のポピュリズム的傾向に異を唱える声明をはじめ、進化学から世相までをとりあげた珠玉のエッセイ・講演録などから厳選。ファンはもとより世情に我慢ならぬ読者の清涼剤となる、待望のドーキンス論文集成
リチャード・ドーキンス[ドーキンス リチャード]
著・文・その他
大田 直子[オオタ ナオコ]
翻訳
内容説明
英国のEU離脱決定と米国トランプ大統領の誕生。これらは近年世界を跋扈するポピュリズムを象徴する出来事だった。それに誰よりも焦燥感を覚えたのが、理を愛してやまないドーキンスである。彼のホームグラウンドである進化学をはじめとするサイエンスから、日に日にタガのはずれていく世界を憂う論説、切れ味抜群の辛辣なエッセイ、そして愛する人物たちのスケッチなど、世界随一の啓蒙家が思うさま腕を振るって綴った珠玉の文章を選り抜いて編集。筋の通らない世相への一服の清涼剤として、いまこそ求められるドーキンス論考集成。
目次
第1部 科学の価値(観)
第2部 無慈悲の誉れ
第3部 未来の条件
第4部 マインドコントロール、災い、混乱
第5部 現実世界に生きる
第6部 自然の神聖な真実
第7部 生きたドラゴンを笑う
第8部 人は孤島ではない
著者等紹介
ドーキンス,リチャード[ドーキンス,リチャード] [Dawkins,Richard]
1941年、ナイロビ生まれ。オックスフォード大学にてノーベル賞学者ニコ・ティンバーゲンのもとで学ぶ。その後、カリフォルニア大学バークレー校を経てオックスフォード大学レクチャラー。動物行動研究グループのリーダーの一人として活躍。2008年まで「科学的精神普及のための寄付講座」初代教授をつとめた。王立協会フェロー、王立文学協会フェロー。著書の『利己的な遺伝子』で名を学界の外にまで知らしめる
大田直子[オオタナオコ]
翻訳家。東京大学文学部社会心理学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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