なぜ今、仏教なのか―瞑想・マインドフルネス・悟りの科学

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  • サイズ B6判/ページ数 368p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784152097866
  • NDC分類 180
  • Cコード C0015

出版社内容情報

福岡伸一氏推薦! 全米が熱狂する「仏教」の神髄を説くNYタイムズ・ベストセラー。解説/魚川祐司(『仏教思想のゼロポイント』)瞑想合宿に参加した科学ジャーナリストは、「マインドフルネス」の驚くべき効能と、ブッダの奥深い教えに出会う。いまこそ仏教が必要だ! 福岡伸一氏が推薦する、珠玉のニューヨーク・タイムズ・ベストセラー。解説/魚川祐司(『仏教思想のゼロポイント』)

ロバート・ライト[ライト ロバート]
著・文・その他

熊谷 淳子[クマガイ ジュンコ]
翻訳

内容説明

科学で語りなおす、まったく新しい仏教入門。甘いものがやめられない、他人の成功がねたましい、大事なプレゼンでアガってしまう…現代人は、進化の結果としてヒトの脳に備わったこれらの「錯覚」に惑わされがちだ。錯覚を振り払い、よりよく生きるすべはあるのだろうか?答えを求めて瞑想合宿に参加した科学ジャーナリストは、「マインドフルネス」の驚くべき効能と、ブッダの奥深い教えに出会う―認知科学や心理学の最新成果が裏づける、仏教の真価。

目次

赤い薬を飲む
マインドフルネスへの道
感覚が錯覚なのはどんなときか
なぜ瞑想するか―デフォルト・モード・ネットワークを黙らせる
無我なるもの
行方不明のCEO
人生を振りまわす心のモジュール
思考はどのようにみずからを思考するか
自制
無色との出会い
空のよい面
雑草のない世界
すべては(多くても)一つ?
こんにちは、ニルヴァーナ
悟りとはどんな境地か
なぜ今、仏教なのか

著者等紹介

ライト,ロバート[ライト,ロバート] [Wright,Robert]
科学ジャーナリスト。“ニューヨーク・タイムズ”紙や“タイム”誌、“ワイアード”誌などに寄稿する。テキサスクリスチャン大学で学んだ後、プリンストン大学で社会生物学を学ぶ。1986年に全米雑誌賞(エッセイ・批評部門)を受賞。著書に、“ニューヨーク・タイムズ”紙の年間ベストブックに選出された『モラル・アニマル』など。ペンシルヴェニア大学で心理学の、プリンストン大学で宗教学の教鞭をとり、現在はユニオン神学校の客員教授を務める

熊谷淳子[クマガイジュンコ]
翻訳家。大阪教育大学卒業後、コロラド大学大学院で聴覚科学の修士号を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みねたか@

24
不安、怒り、悲しみ。瞑想する中で感情を客観的に見ることでその実体を見極め、ざわめきを鎮める。そして、それまでより穏やかな心を保つことができる。進化心理学というフィルターを通して見る科学的な仏教。そんなに目新しいわけではないが、著者自身が参加した瞑想合宿での経験談も加わってとても身近に感じられる。悟りにまで至るのは難しくても、心のざわめきをしつかり見つめる時間は大切にしたい。2019/05/08

りょうみや

22
東洋の様々な派生仏教からいわゆる宗教的な部分を除いた西洋仏教の入門書。指導者ではなくまだ駆け出しの著者による瞑想体験記。仏教、悟り、マインドフルネスを進化心理学、脳科学の観点から切り込む。哲学と心理学の境界。様々な側面から紹介できる本書。とても良い内容だった。読んでいると瞑想したくなるので、なかなかページが進まず完読にかなり時間がかかった。2020/10/17

出世八五郎

18
原題:Why Buddhism is True。科学ジャーナリストの著者が原始仏教と現代科学を照合させて釈迦の言うことは正しいというもの。心のモジュール仮説は他の脳関連本にも書かれていたし、仏教でいえば善心所、不善心所などの心所で説明されている。作中に登場する某人物は毎日3時間10年間瞑想すれば空に辿り着けるという。宗教アレルギー、仏教アレルギーの人に本書おすすめ。 2021/05/23

原玉幸子

14
米国人のルポなのでやや冗長、読み方に工夫が必要ですが、何より、瞑想体験を文字化する、それも南西・東南アジアから遠い一神教に染まった国の人による体験談は貴重です。只、矢張り一神教は人々を救済すると言っても対立を煽る枠組みだと思うので、「宇宙との合一に真理を見出す」とはどういうことかが何となく解る、仏教それもインド哲学を源流にした思想哲学の予備知識を持って本書に臨む方が良いでしょう。(◎2020年・冬)2020/12/04

yutaro13

14
進化心理学の観点から仏教の主張の正しさを検討する本。遺伝子を次世代に残すために最適化されてきた人間の知覚・認識は、現代を生きる上で多くの不都合をもたらしている。自然選択の影響を排して世界と客観的に向き合うために有益なのが仏教的な実践である。著者の瞑想経験も交えながら、「空」「無我」といった概念をもわかりやすく解説する。本書での仏教は日本人に馴染みのある大乗ではなく上座部に由来する西洋仏教だが、マインドフルネスといえばわかりやすいか。今年のマイテーマのひとつは仏教かな。続いて解説の魚川氏の本も読みたい。2019/01/09

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