新しい名字―ナポリの物語〈2〉

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新しい名字―ナポリの物語〈2〉

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  • サイズ B6判/ページ数 617p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784152097637
  • NDC分類 973
  • Cコード C0097

出版社内容情報

裕福な婚家での生活に息苦しさを覚えるリラ。一方、名門大学に進学したエレナは、作家の道を歩みはじめる。世界的ベストセラー第2弾若くして結婚したリラは、裕福な婚家での生活にしだいに息苦しさを覚えるようになる。一方、学問を続けるエレナは、ピサの名門大学への進学が決まり、作家としての道を歩みはじめた。対照的な二人の少女の10代から20代の波瀾を描く、世界的ベストセラー第2弾

エレナ・フェッランテ[フェッランテ エレナ]
著・文・その他

飯田 亮介[イイダ リョウスケ]
翻訳

内容説明

一九六〇年代ナポリ。裕福な一家に嫁ぎながらも満たされないリラ。外の世界への戸惑いを抱えながら、学業と執筆に希望を見出すエレナ。ふたりの少女の十代から二十代を描く世界的ベストセラー第2弾。

著者等紹介

フェッランテ,エレナ[フェッランテ,エレナ] [Ferrante,Elena]
1943年、イタリア、ナポリ生まれの作家。1992年に作家デビュー。「ナポリの物語」四部作が世界的なベストセラーになり、2016年にはタイム誌により“世界で最も影響力のある100人”に選出された

飯田亮介[イイダリョウスケ]
1974年生、日本大学国際関係学部国際文化学科中国文化コース卒、中国雲南省雲南民族学院中文コース履修、イタリア・ペルージャ外国人大学イタリア語コース履修(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ミカママ

414
【英訳にて】長いっ!時間かかったっ!でも面白かったし、前作よりも数段と著者さん、腕を上げとるっ!!今作は、語り部であるエレーナと彼女の生涯の親友であるリラとの10代後半から20代前半の物語。なぜにここまでふたりは、あるときは憎みあいながらも、惹かれあうのか。わたしにも似たような境遇の友人がいるけれど、それはわたしと彼女が交わることがこれまでなかったから。相変わらずのナポリの貧困、男性優位の社会(時代とは言え)にウンザリしながら読了。各人の名前がややこしすぎっ!なので忘れないうちに、次も読む(笑)2019/08/19

ケイ

118
ナポリ② 前作では仁義なき遊びと闘いにあけれていた街の子供たちも、年頃になって随分と生々しいことだ。くっ付く、浮気する、子供が出来る、さらにはDV。成長して美しくなってもこんな男達ばかりでは幸せになれないじゃないか。その中で、エンツォだけは余計なことは言わないから好きだ。リラの母もいい人だと思う。最悪なのはとにかくドナート。エレナの母も嫌い。そしてエレナ自身も好きになれない。リラですら彼女の引き立て役でしかなくなっている。もうこんな小説はいや、と思うも、最後の1行でやはり最終巻も読むことにされてしまった2018/08/04

ちょき

35
イタリアの田舎町ナポリに住む、才女レヌーと本物の天才少女のリラの友情の物語の続編。実家の靴屋のために結婚したリナ。とても幸せには見えない結婚、やがて訪れた本物の恋。およそ50年前の古き時代の青春小説だが、少女たちが様々な制約の中でたくましく少しづつ大人になっていく様子に惹きこまれ、胸を打つ。不倫だ愛人だと大変な状況もあるなか、レヌーは小説家への道へと進み始める。登場人物と相関関係がぐっちゃぐちゃでなかなか読み進まない反面、ストーリーが心を掴んで離れない。迸る若さに目眩がする。人生もう一回やり直したい。2018/07/16

ヘラジカ

31
序盤から嫌な展開を見せつけられ気分が塞いだ。世界とは少しズレてしまったリラの感性とその純粋さを見るにつけ胸が引き裂かれそうな気持ちになる(ただしシンパサイズも中盤までだが)。愚かで残酷な世の中に押しつぶされそうになっている才気溢れるリラ、それを嫉妬や羨望、愛情といったアンビバレンスな感情の中で観察するエレナ。明暗分かれた二人の人生と関係は益々複雑化していく。ドロッドロに泥沼化した群像劇には胸焼けさせられるが、どうしても読むのをやめられず今回もあっという間に読んだ。2018/06/03

原玉幸子

17
「旦那とはたまたま結婚しているだけ」と嘯く女性に心惹かれたことがありました。その言葉を問い質しはしませんでしたが、彼女は決して旦那を愛していないのではなくて、結婚や恋愛という社会の仕組みと好きとの感性は違う、と言っていたのだと思います。幼少期を経て青年期に移った本作は、前言の「たまたま」に隠れている「女は恐ろしいなぁ」の魔性性が展開されるところに(男性目線からは)緊張感もえぐさもありますが、何より、主人公の女性達の生きる為の苦悩の描写を通じ、「人生とは」を切なく且つ劇的に語っています。(◎2021年・冬)2021/12/09

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