出版社内容情報
国際学力テストで優秀な成績を収める日本、フィンランド、中国(上海)、シンガポール、カナダを訪ね、教育システムの理想形を探る。
内容説明
3年に1度、15歳を対象に実施される国際学力テスト、PISA。「教育のワールドカップ」とも呼ばれ、読解力、数学的リテラシー、科学的リテラシーの3分野における知識と応用力が試されるこのテストの結果は各国で報じられ、教育政策を変えるほどの影響力を持つ。では、PISAで高得点をあげる国々では、どんな教育が行なわれているのか?それを知るため、ひとりのイギリス人教師が旅に出た―向かった先は、フィンランド、日本、シンガポール、中国(上海)、カナダ。歴史や文化が色濃く反映された各国の教育事情は、驚きと発見に満ちていた。その中に探り当てた、優れた学びを実現するための「5つの原則」とは?班活動、かけ算九九、文化祭…日本式教育には、世界でも類を見ない「強み」があった!“エコノミスト”誌年間ベストブック選出。
目次
出発!最高の教育システムを探す旅へ
落ちこぼれを出さないために
平等という選択
教師のモチベーション
教室は生活の場
誰にも同じだけ能力がある
暗記、「ゆとり教育」、アクティブ・ラーニング
超エリート教育はこうして生まれた
強烈なプレッシャー
学び続ける教師〔ほか〕
著者等紹介
クレハン,ルーシー[クレハン,ルーシー] [Crehan,Lucy]
イギリスの教育研究者。オックスフォード大学で心理学と哲学を学ぶ。自閉症児の教育に1年間携わったのち、ロンドン・サウスウェストの中等学校で3年間教鞭を執る。ケンブリッジ大学で教育学の修士号を取得。その後、2年間にわたって世界を旅してまわり、各国の教育を実地調査した。帰国後、クラウドファンディングで資金を募り、調査の記録を『日本の15歳はなぜ学力が高いのか?―5つの教育大国に学ぶ成功の秘密』(2016)にまとめたほか、世界各国の教師の昇進コースに関する報告書をユネスコに提出した。イギリスのNPO団体「エデュケーション・ディベロップメント・トラスト」に所属
橋川史[ハシカワフミ]
翻訳家。筑波大学大学院博士課程文芸・言語研究科修了。1983年から2014年まで、高校・大学教員を務める(国語および日本文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金城 雅大(きんじょう まさひろ)
りー
たらお
zoe
koji