出版社内容情報
標高四千メートル、全長七百キロを走るアドベンチャーレース。リタイア寸前の著者のチームをゴールに導いたのは、一匹の野良犬だった全長七百キロものジャングルを踏破するアドベンチャー・レースの世界選手権。著者のチームは、過酷なコースに苦しみ、リタイア寸前だった。そんなチームをゴールに導いたのは、一匹の野良犬だった!? レース後、世界中で紹介された、人と犬の絆を伝える実話。
ミカエル・リンドノード[リンドノード ミカエル]
坪野 圭介[ツボノ ケイスケ]
内容説明
2014年11月のアドベンチャーレース世界選手権エクアドル大会。ミカエルたち4人のスウェーデンチームの前に1匹の犬が現われた。泥にまみれ傷だらけながらも、気高さを感じさせる野良犬だった。同情したミカエルは自分のミートボールを分け与えることにした。気まぐれにあげたご飯。それだけだった。だが、このとき絆が生まれた。その犬は険しい山道でも、激しい川下りでもミカエルたちの後をついてきた。金色の毛をもち、威厳すらある犬は「アーサー」と名づけられる。数百kmの悪路で疲れきった人間4人とぼろぼろの野良犬1匹。これが僕らのチーム。誰も欠けることなくゴールするんだ―。世界中が驚き、涙した奇跡の出来事をつづるベストセラー・ノンフィクション、待望の邦訳。
目次
勝てる見込み
進むべき道の発見
全力の発揮に向けて
出発だ!
バケツいっぱいの苦しみと向き合って
「君も一緒に来るかい?」
どんなことをしてでも
命がけの水泳
スウェーデンとの喧嘩
雑種犬
新しい家、古い傷
自由の代償
離ればなれの不安
帰宅
凱旋走
著者等紹介
リンドノード,ミカエル[リンドノード,ミカエル] [Lindnord,Mikael]
1976年生。アドベンチャーレーサー、レース・プランナー。世界中を旅して、アドベンチャーレース世界シリーズに出場しつづけている。レースがないときには、スウェーデンで妻と子供たちと暮らす
坪野圭介[ツボノケイスケ]
1984年生。東京大学大学院博士課程単位取得退学。現在、東京大学特任研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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