セガvs.任天堂〈下〉―ゲームの未来を変えた覇権戦争

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セガvs.任天堂〈下〉―ゲームの未来を変えた覇権戦争

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  • サイズ B6判/ページ数 440p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784152096784
  • NDC分類 589.7
  • Cコード C0098

出版社内容情報

ソニー・ピクチャーズ映画化の痛快群像ノンフィクション。90年代米国で繰り広げられた2大ゲーム企業の熾烈な覇権争いの内幕を描く新興勢力セガ、巨大帝国・任天堂、そして第三極ソニー――三つ巴のゲーム界「三国志」を制し、覇者となるのは誰か? 隆盛期のゲーム業界に集った熱き人びとの栄光と苦悩を描き切る大河ノンフィクション。

ブレイク・J・ハリス[ハリス ブレイク ジェイ]

仲 達志[ナカ タツシ]

内容説明

絶対王者・任天堂からシェアをもぎ取ったセガは、なぜ転落していったのか?圧倒的筆力で描き切るゲーム界「三国志」!カリンスキーたちの大胆な戦略が功を奏し、セガはアメリカ市場で任天堂からシェアを奪い、業界トップに躍り出る。だが、両社が死闘を演じている間に、彼らはより深刻な対立に苦しんでいた。それは、セガ・オブ・アメリカと日本のセガ本社の間で起きつつあった内紛で、やがて想像を絶する「お家騒動」へとエスカレートしていく。革命的ゲーム機「ジェネシス(メガドライブ)」で市場を席巻する風雲児セガ、「SNES(スーパーファミコン)」と人気ソフトで巻き返しを図る巨大帝国・任天堂、そして、次世代機「プレイステーション」で参入の機をうかがう新星ソニー―三つ巴のゲーム界「三国志」を制し、覇者となるのは誰か?個性あふれる登場人物、熾烈な駆け引き、息をもつかせぬ展開で、隆盛期のゲーム業界に集った人々の栄光と挫折を描く壮大なサーガ。

目次

3 次のステージへ―承前(ボカの大盤振る舞い;大停電と大躍進の幕間に;ジャスト・ドゥー・イット ほか)
4 お家騒動―シビルウォー(グリンチに盗まれたクリスマス;フグの試練;押し寄せる蛮族の群れ ほか)
5 ウサギとカメ(「次世代」;人間の最良の友;『ナイトトラップ』の罠 ほか)

著者等紹介

ハリス,ブレイク・J.[ハリス,ブレイクJ.] [Harris,Blake J.]
ニューヨーク在住の作家・映像ディレクター。ジョージタウン大学卒業。デビュー作である『セガVS.任天堂―ゲームの未来を変えた覇権戦争』(2014年)は、NPR(全米公共ラジオ放送)、“パブリッシャーズ・ウィークリー”、“スレート”ほか各種メディアで年間ベストブックに選ばれ、絶賛を浴びる

仲達志[ナカタツシ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

無重力蜜柑

12
アメリカでのゲームハード戦争の趨勢を描くノンフィクションの後半。メガドライブで16bit機市場を制圧、任天堂から覇権を奪ったセガ。まさに歴史の絶頂にある同社だったが、快進撃の裏で密かに暗雲が立ち込め始める。ゲームの過激化を警戒した連邦政府の規制攻撃、ソニーとの提携失敗、次世代機となる32bit機セガサターンの性能伸び悩み、そして日本本社とアメリカ支社の対立……。そしてソニーがPSを引っ提げてゲーム業界に参入し、任天堂が『スーパードンキーコング』と64で華々しく復活を遂げたことでセガの命運は絶たれる。2024/02/12

Sato

12
アメリカではセガと任天堂って一時期しのぎを削ってたんだな~セガのゲームって昔は好みがはっきり別れるよな~って思ってた。アウトランやスペースハリヤーがすぐイメージされた。実はセガからプレイステーションが出るかも知れなかったエピソードなどなど。ソニー本は「奪われざるもの」で読んだが時代の繋がりがさっぱり忘れてしまってる。w 後半の2強から3強へそしてセガは・・・。SOAの社長は惜しかった。結構なスピードはあるが一気に数ページ読んでやめての繰り返しで読了2017/07/05

特務曹長芳野

8
アメリカでのゲームハード(第4世代)戦争のお話。 この頃だとゲーム業界の中心はどう考えても日本なんで、いまいちピンとこない部分が多いかなぁ。 それにしても、今もなお絶大な人気を持つ「らしい」モータルコンバットを見るにつけ、人が分かりあえる日が来るときは永遠にないんだろうなぁ、なんて考えが浮かんでしまう(たかが1本のゲームに大袈裟過ぎかw) スーパードンキーコングも然り。こっちはまぁ日本でも結構売れたらしいが。2023/06/16

冬憑……(ふゆつき)

8
セガアメリカの奮闘は実を結び、巨大帝国を数字上で追い込む。さあこれから!!セガアメリカは一気呵成に帝国を追い込む…かと思いきや、ケチは身内からついたのだった…そう、本社から。なんとも悲しい事実である。セガは残念ながら一枚板ではなかった。かたや帝国ニンテンドーは、国をまたいで理念を共有し、波はあろうが今現在も帝国を築いている。本書で感じ得る、セガという会社の失敗。これから何が学べるだろう。僕は普段、ビジネス書の類を全く読まないのでその観点から語る事は出来ないが、日本人として感慨深い思いにかられた読後だった2017/08/25

スプリント

8
セガのコンシューマ機での野望が潰えていく様を任天堂と対比しながら書いたノンフィクションです。セガ(日本)とセガ(アメリカ)との連携が破綻したことによる自壊のように思えました。SOAから次々と人材が去っていく様が物悲しいです。 それにしても、ソニーの競争相手を妨害する手口がとてもセコく書かれていますが本当なんでしょうかね?2017/05/06

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