青い海の宇宙港 秋冬篇

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  • サイズ B6判/ページ数 328p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784152096302
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

豊かな自然環境と最先端科学技術が同居する島で、ロケットを飛ばすことを目指した子供たちの一年間を生き生きと描いた成長物語後篇。もっと遠くへ行くロケットを打ち上げようとする、駆たち宇宙探検隊は、町ぐるみの打ち上げミッションを計画する。宇宙港のある島から果たして子供たちのロケットは飛び立つのか? 感動の大団円。

川端 裕人[カワバタ ヒロト]

内容説明

もっと遠くへ行くロケットを打ち上げようとする、駆たち宇宙探検隊は、町ぐるみの打ち上げミッションを計画する。宇宙港のある島から、果たして子どもたちのロケットは飛び立つのか?

著者等紹介

川端裕人[カワバタヒロト]
1964年兵庫県明石市生まれ。千葉県千葉市育ち。東京大学教養学部卒。日本テレビ入社後、科学技術庁、気象庁などの担当記者を経て、97年退社。98年『夏のロケット』で小説家デビュー。2000年『動物園にできること』で第31回大宅壮一ノンフィクション賞候補。04年『せちやん星を聴く人』で第25回吉川英治文学新人賞候補(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

TATA

36
宇宙という共通の夢を持つことで繋がる島の大人と子供たち。その島に集まる人たちは皆同じDNAで出来てるんだろうなあ。心地よいスタンドバイミーものでした。2017/11/16

徳浄さん

36
春夏篇・秋冬篇を通じて面白かった。小学生だからといって、そんな大それたことなんかできっこない、そんな逆向きな考えなんてふっとばしてくれた。小学生だからこそ、自分たちだからこそできる事があると思わせてくれる。一番のお気に入りは七草の節句のとき。駆たちが祭文を歌って島ロケットやそもそもの遊学制度に反対する人たちを説得するシーン。子供たちの一生懸命に大人が感銘するのだけれど、直接には書かれていなくてでもその情景がこちらにもびんびんと伝わってきたこと。駆の自然観察の鋭さと、その情景の表し方が上手いなあと思わせる。2017/04/23

更紗姫

27
スゴい事を成し遂げたのに、彼らにとってこれは「通過点」。この子達、この後どんな人生を歩むんだろう?小学生達の頑張りだけでなく、取り巻く大人の事情も詳しく書き込んであるのがリアリティ。何事も周りとの相互作用。プロジェクトがどんどん現実味を帯びてゆくところに興奮した。南の島のシャーマニズムとか、上手いスパイスになっている。とても元気をくれるお話だった。いつか、打ち上げ 見に行きたいな。2017/01/29

信兵衛

26
いざ島ロケット打ち上げの瞬間となれば、そこは興奮と感動を抑えきれません。2016/08/24

遠い日

19
駆たちが宇宙へロケットを飛ばす。さまざまな周囲の反対を、彼らなりの粘りで大人たちの応援をどうにか取り付ける。1年限りの宇宙遊学生にはもう時間がないのだ。多根島の土地の神秘はいよいよ色濃く、駆が島の自然に「宇宙」を感じるようになる件は、駆の感覚的な成長を思わせ、科学と自然、土着的信仰が渾然一体となって独特の空気が漂う。子どもたちのみならず、宇宙に入れこむ大人までを巻きこんでのプロジェクトの緊張と盛り上がりは凄かった。遊学生終了後、飛び立ったロケットの後日譚は、彼らの夢と情熱が本気であったことを明かすもの。2016/10/11

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