内容説明
世界的な危機はまたやって来る―未曾有の金融危機が巻き起こった2007年よりはるかに前から、水面下で進んでいた世界経済の「シフト」。そして、危機の激震が各国にもたらした「ショック」。その歪みは、いまなお世界経済をリスクにさらしている。アベノミクスをはじめ、各国政府がとる針路は正しいのか。危機を予見できなかった経済学界は、何をまちがえていたのか。金融業界は次のバブルを防ぐために何をすべきなのか。フィナンシャル・タイムズ紙の経済論説主幹であり、当代一の経済ジャーナリストが徹底検証する。
目次
第1部 ショック(危機の火消しから緊縮へ;ユーロ圏危機;新世界)
第2部 シフト(なぜ金融は脆弱になったのか;世界経済のシフトはどのように進んだのか)
第3部 解決策(定説の破綻;金融を再生する;長く険しい道;不幸な結婚を修復する;次は火だ)
著者等紹介
ウルフ,マーティン[ウルフ,マーティン] [Wolf,Martin]
フィナンシャル・タイムズ紙の経済論説主幹。金融ジャーナリズムにおける功績により数々の賞を受賞し、2000年には大英帝国勲章(CBE)を受けている。1999年より世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)のフェローを務める。当代で最も影響力のある経済ジャーナリストであり、その言動は世界の投資家だけでなく、各国の財務相や中銀総裁にも注目されている。オックスフォード大学コーパス・クリスティ・カレッジの名誉研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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