出版社内容情報
小さなきっかけからいじめの標的になったモニーク。ゲイを公言していじめられたジェイコブ。いじめを理由に刑事告訴されたフラナリー。三人の事例から、ネット時代特有のいじめ問題を検証する。
内容説明
「自分のどこがいけないんだろう」―。ちょっとしたきっかけからいじめられるようになり、その呪縛から抜けられなくなる子どもたち。スマホを携え、SNSに常時アクセスする彼らにとって、いじめとは学校だけではなくネット上でも毎日24時間続くものであり、対策はますます難しくなっている。ジャーナリストである著者は、ティーンエイジャー3人の事例を徹底検証するほか、フェイスブック本社を取材し「ネットいじめ」の問題について探る。大人が子どもたちのためにできることを考える渾身のノンフィクション。
目次
プロローグ 二五年前の記憶
1 トラブル発生(モニーク―恐怖のスクールバス;ジェイコブ―僕は男の子が好きなんだ ほか)
2 エスカレート(モニーク―大人を巻き込んだ闘い;ジェイコブ―学校と親子の対決 ほか)
3 解決策(フリーダム中学―オルウェーズのいじめ防止策;オールドミル・ノース中学―罰するより褒めるアプローチ ほか)
4 さあ、ここから(いじめを正しく理解する;いじめに関してよく聞かれる質問)
著者等紹介
バゼロン,エミリー[バゼロン,エミリー] [Bazelon,Emily]
オンラインマガジン「スレート」のシニアエディター。「ニューヨーク・タイムズ・マガジン」など多数のメディアに寄稿。イェール・ロースクールを卒業し、現在は同校でフェローを務める。連邦第1巡回区控訴裁判所で法務書記として働いた経験もある
高橋由紀子[タカハシユキコ]
翻訳家。慶應義塾大学文学部卒業。JETRO、オーストラリア大使館などで日本語教師を務めたのちに翻訳家となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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