内容説明
ベストセラー『貧困の終焉』のサックス教授がJFKの珠玉のメッセージに託して私たちの目指すべき道を熱く語る。ケネデイの日英対訳演説4篇を収録。
目次
第1章 平和の希求
第2章 瀬戸際
第3章 平和の前触れ
第4章 平和のレトリック
第5章 平和演説
第6章 平和のための闘い
第7章 条約の批准
第8章 ケネディによる平和のための闘いの歴史的意義
第9章 足場を定めよう
著者等紹介
サックス,ジェフリー[サックス,ジェフリー] [Sachs,Jeffrey D.]
コロンビア大学地球研究所所長。ミレニアム開発目標に関する潘基文(パン・ギムン)国連事務総長の特別顧問、国連「持続可能な開発ソリューション・ネットワーク」の委員も務める。1954年デトロイト生まれ。1976年にハーバード大学を首席で卒業し、同大学院で経済学の博士号取得。28歳で教授に就任し、20年間ハーバードに所属、同大学国際開発センター所長を務めた。南米や東欧の途上国政府、世界銀行ほか各国際機関のアドバイザーを歴任するなど世界から貧困を根絶するための活動に一貫して携わり、サージェント・シュライバー賞、インドのパドマ・ブシャン賞など受賞歴多数
櫻井祐子[サクライユウコ]
翻訳家。京都大学経済学部卒業。大手都市銀行在籍中にオックスフォード大学院で経営学・哲学修士号を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Sanchai
3
著名な経済学者がケネディの本を書くというのは意外だったけれど、この「平和」を著者が提唱する「持続可能な開発」に置き換えると、ケネディが言わんとすることの殆どは現代にも当てはまる。米ソ二強だった当時と多くの国が発言力をつけた今とでは状況は違うが、各国が自国のエゴを捨てて地球と全人類の維持という公共益のために立ち上がろうというメッセージが込められている。問題は、それをケネディ―ソレンセンのように言葉にできるリーダーが現れるかどうかだろう。世界の政治家が「持続可能な開発」を口にするのは聞いたことがないから。2015/05/21
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