グローバル・スーパーリッチ―超格差の時代

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グローバル・スーパーリッチ―超格差の時代

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  • サイズ B6判/ページ数 430p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784152094193
  • NDC分類 361.83
  • Cコード C0033

出版社内容情報

世界の富を独占する〇・一%のスーパーリッチはどのように生まれ、いかに格差を広げたか? 《フィナンシャル・タイムズ》年間ベストブックの傑作ノンフィクション。ジョセフ・ステイグリッツ推薦

内容説明

最も裕福な1%ならぬ0.1%のプルトクラート(超富裕層)と呼ばれる人々に焦点を合わせ、詳細なデータや本人たちへのインタビューなどから世界の富と権力を独占する彼らの実像に迫る。「フィナンシャル・タイムズ」ベストブック・オブ・ザ・イヤー、2013年ライオネル・ゲルバー賞、カナダのナショナル・ビジネス・ブック賞受賞の傑作ノンフィクション。

目次

1 これまでの歴史と、その重要性について
2 プルトクラート文化
3 スーパースター
4 革命への対応
5 レントシーキング
6 プルトクラートとそれ以外の人びと

著者等紹介

フリーランド,クリスティア[フリーランド,クリスティア] [Freeland,Chrystia]
1968年、カナダ・アルバータ州生まれ。ハーヴァード大学卒業後、ローズ奨学生としてオックスフォード大学セント・アントニーズ・カレッジに学び、修士号を取得。フリージャーナリストとなり、「フィナンシャル・タイムズ」のモスクワ支局長やトムソン・ロイター、「グローブ・アンド・メール」のエディター、コラムニストを務める。本書は「フィナンシャル・タイムズ」のベストブック・オブ・ザ・イヤーに選ばれたほか、2013年ライオネル・ゲルバー賞、カナダのナショナル・ビジネス・ブック賞を受賞

中島由華[ナカジマユカ]
翻訳家。早稲田大学文学部英文学科卒業。出版社勤務を経て翻訳業に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Humbaba

8
誰もが上に行くチャンスが有る。それをつかめるかどうかはまた別問題としても、チャンスの平等が保証されていれば、今は下の立場にいる人間もやる気を出して行動するため、社会全体に活気が生まれてくる。今まではそうやって巧く回っていたものの、今後も同じように回ってくれる保証はない。2014/06/15

ドクターK(仮)

5
格差拡大が言われるようになって久しいが、それは貧乏人が増えたというだけではなく、金持ちがさらに金持ちになったことも意味している。プルトクラートが自分たちのしている金儲けは社会全体の利益にもなると信じていることや、国や民族といったコミュニティよりも、国境を越えたエリート同士のつながりの方に愛着を持っているという内容は特に興味深かった。2014/04/10

J

3
★★★☆☆ 上位0.1%のケタ外れのお金持ちの話。努力して成功してお金持ちになることが悪いことだとは全く思わないが、現在の富の偏在状況は過去には考えられないレベルとなっている。また、世の中に貢献する事業を起こして金持ちになったのではなく、政府から払い下げを受けて事業を起こした人たちが大金持ちになっているのも問題。ロシアのオリガルヒ達。それにしても、本書に日本の事は全く出てこない。日本全体が99%の側になっているのではないかと危惧する。2022/08/29

鉄路のほとり

3
邦題はちょっと…な感じだけど中身は真面目な議論。前半は、お金持ちの生態。後半は、スーパーリッチがいかにして、社会のルールを「自分たちの現状が維持されるように」維持・変更しているかという実例の紹介で、読むほどに暗澹たる気分になる(特にロシアの民主化直後の、国営産業の叩き売り状態は、笑うほかない)。もちろんすべての金持が、著者のいう「泥棒男爵」だという訳ではない。むしろ、人間は自分にとって好都合なものを「無自覚によいものだと考える」(ダン・アリエリー)というからこそ、富裕層は新自由主義的な政策を支持するという2014/06/30

tellme0112

3
1%の中の格差は広がっているらしい。さらに0.1%の上位について語られる。プルトクラートは社会を変えることができるのか?「知的経済」「働く金持ち」の話では、彼らの健康はどうなんだ?と思った。睡眠削って、時差のある中働いていたら、大病するだろうなと。金持ちの生活とあまりにも似ている人がいて…何十年もそんな生活できないよね?誰のため?誰の人生?家族の時間を削って…?国境を越えた民族のように例えているところが興味深かった。私たち凡人の苦しみとつながっている。2014/05/12

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