自己が心にやってくる―意識ある脳の構築

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  • サイズ B6判/ページ数 433p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152094186
  • NDC分類 491.371
  • Cコード C0045

出版社内容情報

意識という大交響楽は指揮者に率いられている。しかしその指揮者すなわち自己を作り出すのはその演奏そのものだ──感情の起源と性質、意識構築のメカニズムを更新する、ダマシオ待望の最新作。

内容説明

われわれヒトの生物種としての特徴は大きな脳をもち、複雑な行動ができること。しかし、複雑な行動はヒトの専売特許ではなく、単細胞生物だってする。では違いはどこにあるか。それは意識の有無だ。そして、意外に思えるかもしれないが、意識はわれわれの心のなかに「自己」がやってくるまでできあがらないのである…行動における感情・情動の意外な重大さを知らしめた「ソマティック・マーカー仮説」をはじめとする、神経医学の豊富な症例に裏づけられた学説により脳科学の第一人者と目されるダマシオが、意識の形成に関するこれまでの自説を微調整しつつ、文化や文明をも視野に入れた大胆な仮説を打ち出す待望の最新作。

目次

第1部 出直し(目を覚ます;生命調整から生物学的価値へ)
第2部 脳の中にあって心になれるのはどんなもの?(マップづくりとイメージづくり;心の中の身体;情動と感情;記憶のアーキテクチャ)
第3部 意識を持つ(意識を観察する;意識ある心を作る;自伝的な自己;まとめあげる)
第4部 意識の後しばらく(意識と共に生きる)

著者等紹介

ダマシオ,アントニオ・R.[ダマシオ,アントニオR.] [Damasio,Antonio R.]
1944年、リスボン生まれの神経学者/神経科医。リスボン大学医学部で医学を学び、渡米してアイオワ大学神経学部に所属、現在はサザンカリフォルニア大学神経科学教授、同校脳創造性研究所所長、およびソーク研究所補助教授。アメリカ科学芸術アカデミーおよびアメリカ科学アカデミー医学協会会員。『自己が心にやってくる―意識ある脳の構築』は2011年にドイツのコリーネ国際図書賞未来部門を受賞している

山形浩生[ヤマガタヒロオ]
1964年東京生まれ。東京大学大学院工学系研究科都市工学科およびマサチューセッツ工科大学不動産センター修士課程修了。大手調査会社に勤務するかたわら、科学、文化、経済からコンピュータまで広範な分野での翻訳、執筆活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

踊る猫

27
意識や心と脳の関係について実にていねいな・手堅い議論が緻密に進行していくので、読んでも読んでもなかなか「わかったつもり」にさせてくれないところが悩ましい。今回の再読でぼくなりにていねいに読み進めたのだけれど、ダマシオは脳科学の世界の実験データから遊離することなく、つまり脳というオブジェクトを見つめつつその中にある(かもしれない)心や意識を捉えんと考察を重ねているように思う。ダマシオ自身の実感まで総動員して書き進めていくその筆致はだがどこまで読者に届くものだろう。学識の豊かさと緻密さが仇となってはいないか?2024/06/26

踊る猫

27
本書でダマシオが試みたこととは(むろん、ぼくの「粗い」読みから来る推測・憶測にすぎないが)「哲学」と「脳科学」をつなぐことではないかと思う。「自己」というある種自明の、だからこそきわめて扱いが難しい対象に「意識」「心」という側面と、そして「脳」という側面から迫ってみる。これはもちろん、かなりの野心とそれを裏打ちする蓄積がなければできないことだ。精緻な議論が展開されていて、ぼく自身は楽しむことができた。そしてここから何かを生み出すべく――それこそダマシオがやったように――果敢に領域を横断して練り直してみたい2024/01/09

壱萬参仟縁

20
2010年初出。文化は脳多数による集合的な努力から生まれ発達し、その過程で死ぬ文化さえある(41頁)。生命は危うい状態で、身体内部で多数の条件が同時に満たされてのみ生命管理の仕組みが可能(55頁)。生命は身体が動的内部にあるコンポーネントについて多数の変数範囲の集合を維持(56頁)。生命体の最も本質的な保有物は、健康な生活を可能にする体内化学物質のバランスの取れた範囲(60頁)。文化や文明が創ってくれた、不完全ながら見事なうわべの背後では、生命統御(恒常性)が人の直面する基本問題(76頁~)。2014/12/23

izw

12
ダマシオの本を始めて読んだ。身体や脳から心、情動、感情、意識を生み出す機構、文化・文明が発生する経緯について考察している。仮設が氾濫し多数の研究者がそれぞれの仮説を検証すべく研究している分野であるので、確定した学説・事実というより、ダマシオの仮設・主張を展開している。訳者あとがきで書かれているように、饒舌であり様々な分野を飛び回る書きっぷりは、確かに、慣れないと読みにくい。訳者あとがきにある「主張の概要」を読んでから本文を読めばよかったかもしれない。2018/03/12

まいこ

5
わかりにくい、一度読んだだけでは何が書いてあるのかわからないし、戻って読んでもよくわからない。諦めた。間違えて同じものを借りないためにメモ2020/05/21

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