コンチェルト・ダスト

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コンチェルト・ダスト

  • 中里 友香【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 早川書房(2013/09発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 297p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152094025
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

〔アガサ・クリスティー賞受賞第1作〕二つの一族は憎み合い、復讐は気高き血を欲する。各々の生き残りは、片や養蜂家に身をやつし、片や音楽の調べに浸り兄を看る日々。二つの運命が交錯し……

内容説明

養蜂家の少年エミールは、幻の“銀の蘭”を探しもとめて、旅を続ける。ドラガという夜行性の目をもつ屈強な男をしたがえて。双子のエミリヤに、“銀の蘭”を摘んでくるために。“銀の蘭”の蜜こそが、僕ら双子の傷を癒すんだ―。“銀の蘭”の紋章をもつ貴族クルゼンシュテールン家のユリアンは、数年前に一族郎党を何者かに殺害された。いまは屋敷に引きこもって、ピアノを弾きながら暮らしている。生き残ったのは病臥の次兄と、次兄の恋人リオネラと、ユリアンの三人だけだ。美しいリオネラは、ユリアンの有能な家庭教師であり、生きるよすがであり…。血と報復のコンチェルトが満を持して幕を開ける。

著者等紹介

中里友香[ナカザトユカ]
2007年『黒十字サナトリウム』で第9回日本SF新人賞を受賞。2012年『カンパニュラの銀翼』(早川書房刊)で第2回アガサ・クリスティー賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤月はな(灯れ松明の火)

26
(辛口コメントです)いがみ合う両家に起こってしまった鏖殺という惨劇。それは生き残った者たちの血で血を争うような復讐劇へと変貌を遂げるのか。シャイクスピアの『タイタス・アンドロニアス』を彷彿とさせつつも美少年、ファムファタル、吸血鬼という頽廃美要素は健在です。しかし、いつまでも自分の判断で死なせた妹に依存して助けてくれたドラガばかり、責めるエミールや兄の恋人のリオネラへ勝手なエゴを押し付けて酔うユリアンが気に喰いません。そしてラストに愕然。復讐も始まっていないのにこんな腑抜けた終わりなの!?2014/02/04

わっぱっぱ

21
熟考、といえば聞こえはいいが要するに何をするにも鈍い頭を巡らせてうだうだと考えてしまう私。しかしふり返ってみるに、最終的には直感に従っている。恩人である鮑氏には「なら考えてる時間が無駄だべ」と言われてしまった。無駄だろうか。この沈思黙考が直感を育んでいるのだとすれば、必ずしも無駄とは言い切れまい?しかしだ、そうやって育てた直感がどれくらい優れているかというとこれが実に怪しい。一般的にみて敗北人生であることは否めないのだ。しかも我が直感はまだ“逆転できるよー”とか言ってるし。どうなの。で、本書。外しました。2017/08/03

あじ

16
主人公たちが秀麗なだけじゃ惹かれない。内包された"人格"が伴ってこそ、与えられる称号。旋律に起伏がなく、独奏楽器が生かされていないコンチェルト。"美"が一人歩きしている。この作品は続編の刊行があるらしい。両家の復讐劇とドラガという血に飢えた怪物(と、しておこう)が、期待を煽るためだけの起爆剤だけであって、うやむやに煙にまくような終焉だけは避けて欲しい。2013/11/20

とり

13
養蜂家の少年エミールとクンゼンシュテールン家のユリアン、二人の少年の物語が次第に交差し、絡まる。そのいいところで終わってしまい、続きがどうなるのか非常に気になります!正直、今と過去が、そして現実と夢とが混ざり合っていて難しかったですが、だんだん文章や世界観に慣れていったような。後半、エミールとユリアンが出会ってからの方がぐっと面白くなったように感じます。カフェでのシーンが可愛らしくて好きでした。血と報復のコンチェルト、二人の復讐劇の結末がどうなるのか、「後編」が出ることを期待し楽しみに待ちたいと思います。2013/11/29

vertmidori

13
ヨーロッパの文芸映画を見ているような透明感。双子もの。兄妹ではなく、男女の双子。もちろんそれだけではないが。ゴシック描写も好きだったけど、みずみずしい色彩も豊かでした。脇役のフェルディナント兄さんが印象的。この幕で終わらないでほしい。続きがあるなら読みたい。2013/10/12

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