出版社内容情報
病巣の切除、X線による放射線療法、抗がん剤による化学療法……不治の病から治療可能な病へといたる「がん」との壮大な闘いの歴史を描きだすピュリッツァー賞受賞作。解説/仲野徹大阪大学教授
内容説明
地球全体で、年間700万以上の人命を奪うがん。紀元前の昔から現代まで、人間を苦しめてきた「病の皇帝」の真の姿を、患者、医師の苦闘の歴史をとおして迫真の筆致で明らかにし、ピュリッツァー賞、ガーディアン賞を受賞した傑作ノンフィクション。
目次
第1部 「沸き立たない黒胆汁」(「血液化膿症」;「ギロチンよりも飽くことを知らない怪物」;ファーバーの挑戦状 ほか)
第2部 せっかちな闘い(「社会を形成する」;「化学療法の新しい友人」;「肉屋」 ほか)
第3部 「よくならなかったら、先生はわたしを見捨てるのですか?」(「われわれは神を信じる。だがそれ以外はすべて、データが必要だ」;「微笑む腫瘍医」;敵を知る ほか)
著者等紹介
ムカジー,シッダールタ[ムカジー,シッダールタ] [Mukherjee,Siddhartha]
腫瘍内科医で、がん研究者。現在はコロンビア大学医学部准教授、およびコロンビア大学メディカル・センターの指導医を務める。1970年、インドのニューデリーの生まれ。デリーの高校を卒業後、スタンフォード大学で生物学を学んだあと、ローズ奨学金を獲得してオックスフォード大学に入学。卒業後、ハーバード大学医学大学院に進む。大学院修了後は、ボストンのダナ・ファーバーがん研究所とマサチューセッツ総合病院でがん医療(腫瘍内科学)の専門研修を開始する
田中文[タナカフミ]
東北大学医学部卒。医師、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
太鼓
KAZOO
わたなべよしお
かもめ