となりの億万長者―成功を生む７つの法則

スタンリー，トマス・Ｊ．〈Ｓｔａｎｌｅｙ，Ｔｈｏｍａｓ Ｊ．〉/ダンコ，ウィリアム・Ｄ．【著】〈Ｄａｎｋｏ，Ｗｉｌｌｉａｍ Ｄ．〉/斎藤 聖美【訳】

早川書房（2013/08発売）

• サイズ B6判／ページ数 352p
• 商品コード 9784152093929
• Cコード C0033

出版社内容情報

本物の億万長者とは、どんな人間で、どこが違うのか？　アメリカ富裕層研究の第一人者が、彼らの資産や年収、職業、消費行動のタイプを徹底的に分析。人生の成功者になる??７つの法則?≠?説く。

内容説明

億万長者とは、実際どんな人々なのか？―アメリカ富裕層研究の第一人者であるスタンリー博士とダンコ博士は、１万人以上の億万長者にインタビューとアンケートをして、資産や年収、職業、消費行動のタイプを徹底的に調査。結果は驚くべきことに、彼らのほとんどはありふれた職業と家庭をもつ「普通の人々」だったのだ！では億万長者でない普通の人々や、所得は多くても資産の少ない人々と、彼らはいったいどこが違うのか？本書は、そうした本物の億万長者の日常の暮らしぶりから学ぶべき「７つの法則」を導き出し、成功と幸福を手に入れたい読者に伝授する。多くの読者を得た実績あるロングセラーが、コンパクトな“新版”として登場！

目次

１　となりの億万長者を紹介しよう
２　検約、検約、検約
３　時間、エネルギー、金
４　車であなたの価値が決まるわけではない
５　親の経済的援助
６　男女平等・家庭版
７　ビジネス・チャンスを見つけよう
８　職業：億万長者対遺産相続人

著者等紹介

スタンリー，トマス・Ｊ．［スタンリー，トマスＪ．］ ［Ｓｔａｎｌｅｙ，Ｔｈｏｍａｓ　Ｊ．］
アメリカにおける富裕層マーケティングの第一人者。ジョージア州立大学の教授職を経て、ニューヨーク州立大学オルバニー校マーケティング学部の教授となり、１９７３年にアメリカ全土の億万長者を対象とした初の大規模調査を実施。現在は富裕層向けビジネスを行なう企業や金融機関へのアドバイザーとして活躍。ジョージア州アトランタ在住

ダンコ，ウィリアム・Ｄ．［ダンコ，ウィリアムＤ．］ ［Ｄａｎｋｏ，Ｗｉｌｌｉａｍ　Ｄ．］
ニューヨーク州立大学オルバニー校マーケティング学部名誉教授。スタンリーのパートナーとして数々の研究調査に参画してきた。また、ジャーナル・オブ・コンシューマー・リサーチ誌をはじめとする多くの経済メディアでも活躍。ニューヨーク在住

斎藤聖美［サイトウキヨミ］
１９５０年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。日本経済新聞社、ソニー勤務の後ハーバード・ビジネス・スクールでＭＢＡ取得。モルガン・スタンレー投資銀行のエグゼクティブ・ディレクターなどを経て独立。数々の企業立ち上げに携わり、現在はジェイ・ボンド東短証券および東短インフォメーションテクノロジー代表取締役社長。東芝取締役、昭和電工監査役を兼任（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[mura_ユル活動]

良書。著者は富裕層マーケティング第一人者。読者は100万ドル以上の価値のある研究とその分析結果を手にすることが出来る、と。アメリカ。富裕層に対する、多くのアンケートや500人以上の億万長者との面接から分析。お金持ちになる7つの法則。億万長者は高級住宅地に住まない。所得は同じでも、数十年後の資産の大きさの違い。蓄財劣等生と蓄財優等生。年収でなく資産ベースで計画。衝撃的だったのは「親に金銭的に依存する子は、蓄財劣等生（貯蓄が少ない）が多い」。ポケット版で電車内可。図書館。中古本購入予定。

2018/09/26

[けぴ]

オフェンスとして収入を増やす大切さと同じくらいにディフェンスとして支出を減らす重要性が強調される。節約を美徳とする日本人とては投資話が中心の『金持ち父さん』シリーズより馴染みがある。特に第二章の「倹約、倹約、倹約」は面白い。億万長者と呼ばれる人はベンツなどの高級車でなく国産車を好み、セレブの住む住宅地でなく普通の住宅地に住んでいる。このあたりが、”あなたのとなりに億万長者が普通に住んでいますよ！”という書名につながっているのでしょう。お金をかけるポイントはこどもに現金で渡すより教育。なるほどの一冊でした。

2022/06/01

[はるき]

懸命に働き、堅実に貯める。攻めるより守れ。 アメリカ版ですが、普遍的な事柄だと思います。

2017/11/22

[あまね]

冒頭から耳の痛いお話が多く、反省ばかりして読み終えました。けれども、読後は爽快です。お金に余裕がある生活になるためには、1に倹約、2に倹約、3.4が投資で、5に倹約ということがよく分かりました。運や先見性も大切ですが、当たり前のことを当たり前にすることの方が神様は微笑むのですね。また、子供へのお金のサポートの仕方は、とても勉強になりました。教育本ですね、これは。目につく本棚に置いて、何度も読み返したいと思っています。

2017/03/05

[ネロ]

題名にある"となりの"が本書の言わんとすることが上手く表現されている本書。いつかは港区のタワマンに住んでみたり高級外車を手に入れてみたい、なんて妄想したりもしたけれど、この本を読むとそんな夢想がアホらしく思えてくる。そして親の育て方次第で金銭感覚が大きく影響されることがデータからよく分かる。与えるのではなく魚の釣り方を教えなければならない。思い起こしてみるとうちの親からは、魚の釣り方はあまり学べなかったが倹約家には育ててもらえたような気がする。あとは釣り方と釣った魚のさばき方を勉強しなければと思う次第。

2021/07/01