出版社内容情報
名探偵シャーロック・ホームズが二十一世紀のロンドンに蘇えったら? 全世界でホームズ人気を再燃させ、英国アカデミー賞、エミー賞を受賞した人気ドラマのシーズン1、2全六話を徹底解剖。
内容説明
大人気ドラマを徹底解剖、相棒ジョン・ワトソンの証言により天才探偵の真実が明かされる。ジョンによる事件の考察(シャーロックによる反論つき)。スコットランドヤードによる捜査資料、証拠物件の写真などを公開。スティーヴン・モファット、マーク・ゲイティスなど、キャスト、スタッフのインタビューを多数収録。コナン・ドイルの原作小説とドラマの対比。
著者等紹介
アダムス,ガイ[アダムス,ガイ][Adams,Guy]
俳優として活動した後に作家としてデビュー。ミステリ小説、ファンタジイ小説や伝記などを手がける。ドラマや映画関連のスピンアウト作品も多数執筆している
加藤祐子[カトウユウコ]
オックスフォード大学国際関係論修士。新聞記者を経て、翻訳家、編集者、コラムニスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Moca
30
地元の図書館で発見して借りた本。 BBCの『SHERLOCK』をシーズン1からシーズン2にかけての解説。いかにも、わかりやすいジョンが資料や付箋メモをかき集めたスクラップブックなのである。 結構、わかりやすく説明しているのが、良いと思った。 BBCのシャーロック・ホームズはほとんど原作と同じく、シャーロックは変な趣味を持つ変人なのである。 これは、なかなか面白かった!
ひめ
6
英語版と両方持ちwジョンのblog(公式)風でありながら、このガイド本(スクラップブック風事件簿のてい)ならではのまとめ方をしてるのが楽しい。付箋によるコンビのツッコミ合いが、活字になっちゃうとやや臨場感を削ぐのが残念…ネトに溢れてる手書き風font的なものを使ってくれるとかでも良かったんだけど。聖典(原著)との対比とか、他の映像作品への言及部分がなる程と納得&面白かった。S3が放送されたらまた新たなガイド本出るといいな。2013/02/08
punto
5
ファンとしては、出版してくれてありがとう!と声を大にして言いたい。ただし、バジル?レストラード?などの訳が少々気になった。せめてNHKにあわせてレストレードに...。他にも延原訳がなじんでいるせいか、ソア橋じゃないの?と一瞬考えてしまう。あえてレストラードにするなら、その理由も書いて頂きたかった。前に読んだムック本の方がどの訳は延原訳に従って、どの訳は何に合わせたと書いてあり好感が持てた。英語版を先に読んでいたためか、シャーロックの口調ももうちょっと辛辣であってもいいのではないかなどと考えてしまいました。2013/01/25
ブラックティー
4
基本的にドラマを観た後に楽しむもので、ネタバレありなので第2シーズンまで観終わってる人向け。シャーロックがジョンの記述に付箋でつっこみを入れ、さらにそれにジョンが反論する(時々マイクロフトの検閲つき)という仕掛けがかなり可笑しくて、これを考え付いた人は頭いいなと感心しています。ドラマを何度か観ていても気づけなかった正典ネタから、二人のちょっとした日常の様子までがわかって内容も充実。驚いたのはこの世界にもコナン・ドイルが存在していたってこと。いたけど「ホームズ」を創造しなかったってことなのかな? 2013/02/19
sezmar
4
本編制作の裏側、他のホームズ作品と原典の対比など読みどころが多い。演出上しょうがないが、途中で切れている部分の続きが気になる 2013/02/14