内容説明
六年前、高校生のジュリアがガブリエルと過ごした、林檎園での一夜。ダンテの恋人ベアトリーチェの話をしてくれた年上の男性とのはじめてのキス。あの優しかったガブリエルは夢の中の天使が目の前にいると気づき、みずからを解放することができるのか。それとも過去の悲劇や教授と学生といういましめに縛られるしかないのか。―心揺さぶる恋人たちを描く、全米ベストセラーシリーズ開幕。
著者等紹介
レイナード,シルヴァイン[レイナード,シルヴァイン][Reynard,Sylvain]
カナダ出身の作家。ネットで発表した小説をもとにした『インフェルノ』がニューヨーク・タイムズ紙やUSAトゥデイ誌のベストセラーリスト入りし、一挙に有名作家の仲間入りをした。本名を明かしていない
高里ひろ[タカサトヒロ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
23
大丈夫?ばれない?まあ寸止めだから許すか…とじりじり読み進める下巻です。しかし成績評価などいろいろ頑張って工夫はしていますが、これ告発されたらどちらも失うものは大きいので心配心配。本当にすごくシンプルな恋愛小説で、脇役とかオマケ感ありありですけど、ダンテ好きなので面白かったかな。やっぱ次はPurgatorioなのかな?2017/02/06
KAZU@ 《フィフティシェイズ・フォーエバー》
20
やっと結ばれた(☆∀☆) ラストのホテルのシーンは、美しくて、官能的で良かったわ❤ 世の男性たち、女性をこうゆう風に扱ってほしいわ~(☆∀☆)2018/01/08
REI
8
図書館本。ダンテはよくわからないし、設定もツッコミどころへあるものの、2人が「恋してますー!」っていう感じがにじみ出てて楽しめた。友だちの恋愛相談に乗ってるような気分で読み終えた(笑)2017/11/06
ドンニ
5
面白かったんですが、文学作品に対しての考察やなぞらえの会話とかについていけず…。文章もなんだか長い為に斜め読みしてしまいました。ヒロインが夢の恋人だった事に気づいてからのヒーローのメロメロっぷりが見事でしたね。⭐︎⭐︎⭐︎☆ 星3.52016/06/25
アネム
3
読みはじめから引き込まれて、時間を忘れて夢中で読みました。 話しの流れが素敵で、読み終わった後も余韻に浸り、現実に戻れない位に魅了されました。 教授のベアトリーチェへの想いに胸が熱くなり、ジュリアの悲しみに胸をしめつけられて。 こんなに心を揺さぶられる小説は久々で、大切な本になりました。 2016/09/27