三人の逞しい女

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  • サイズ 46判/ページ数 352p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152093134
  • NDC分類 953
  • Cコード C0097

出版社内容情報

〔仏最高峰ゴンクール賞受賞〕弁護士のノラは、長年会っていなかったアフリカ系の父のもとに帰郷するが、最愛の弟の姿が見えず……。アフリカからヨーロッパに渡ろうとするカディ・デンパは、数々の苦難に……。芥川賞作家の翻訳で贈る、フランス文学の極北!

内容説明

フランス文学最高峰ゴンクール賞受賞作。父に捨てられた弁護士のノラ、移住先で教師の職を捨てなければならなかったファンタ、夫を失ったカディ・デンバ。悩み、悲嘆に暮れ、疑念に駆られ、騙され、無力な怒りに苛まれ、ときに辱められていく三人の女たちの絡み合う生を描く、フランス最重要作家の傑作小説。

著者等紹介

ンディアイ,マリー[ンディアイ,マリー] [NDiaye,Marie]
小説家、劇作家。1967年、フランス中部ピティヴィエで、セネガル人の父とフランス人の母の間に生まれる。1985年に十七歳の若さでデビュー作Quant au riche avenir(豊かな未来について)を老舗文芸出版社ミニュイより刊行。その後も順調に作品を発表し評価を高めていった。2001年、『ロジー・カルプ』(早川書房)でフェミナ賞を受賞。2009年には、『三人の逞しい女』にてゴンクール賞の栄誉に輝いた。上記のフランス二大文学賞を受賞し、現代フランスの最重要作家としての評判を名実ともに確かなものとした

小野正嗣[オノマサツグ]
1970年、大分県生まれ、小説家、仏語文学研究者。『水に埋もれる墓』で朝日新人文学賞、『にぎやかな湾に背負われた船』で三島由紀夫賞、『九年前の祈り』で芥川龍之介賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

榊原 香織

132
セネガルとフランスと。 アフリカのマジックリアリズム。 普通に人間が鳥になったりする。 女性主人公の中編3篇。 それぞれ少しづつ関係している。連作というほど深いつながりではないが。 フランス、ゴンクール賞受賞。割と面白い2024/10/18

ケイ

124
ゴンクール賞受賞作ということで 期待が大きかった分、ファンタのパートは彼女に血の通ったものを感じずになぜと思いながら読む。最初のパートは、その解けない不可解さも含め、ゾワゾワした感じが良かったのに。しかし、最後のところで、もう前のふたつを覆すパンチにノックダウンされた。彼女が横たわる時のあきらめと強さに、リアルな女性の苦しい息遣いが聴こえるようだった。この男、申し訳ないなんて思うだけで、おこがましい。張り倒してやらなくちゃ。2019/07/26

藤月はな(灯れ松明の火)

94
題名からイメージできる展開とは真逆の沈鬱な展開が続く連作短篇集。何故なら、これはままならぬ人生に対し、何も変えられず、翻弄され、それでも受け入れるしかない女性たちが描かれているからだ。まずはノラの章からノックダウン。ノラが父親に抱く怒りや恨みの激しさ、勝手に抱いていた「恐ろしい」幻想が剥がれて老いぼれた姿へのショック、そして責任転嫁と父に依存せざるを得ない自分への恥や恐れや罪悪感に「お前はオレか・・・」という言葉を何度、漏らしそうになったか。そしてファンタの章は別の意味での「お前はオレか・・・」に襲われる2019/08/10

NAO

84
 移民由来のノラとルディ夫妻、難民としてフランスに向かおうとしているカディ。彼らは、逞しいどころではなく、足元は頼りなげで、ふとした拍子にどこまでも転げ落ちていってしまいそうだ。彼らの記憶があいまいだったり、どこか夢想的なのは、そのためだろうか。だが、彼らは、強い執着心を持っている。自分自身さえも信じられなくなるような状況の中でも、今の生活を維持すること、生きること、への執着心だ。そうやって何とか生き続けることを、作者は「逞しい」というのだろうか。 2019/09/23

キムチ

58
筆者、お初。仏文学界最高峰ゴンコール賞を18歳でゲットした才女だ。して訳も小野さんとあれば期待度高まった・・が1話目から何やら理解できない感情が入り混じる。2,3話も仏とアフリカの社会的摩擦(人間感情、多彩に揺れ動く葛藤や苛立ち、屈辱感等)がテーマになっている。それもそのはず、筆者はアフリカと仏の混血。世界有数の移民社会である仏。そして出自が深く関わる筆者ならではの秀作。連作集とはいえそれぞれは独立しており、上記テーマで繋がる。どの女性も日本人感覚では【逞しい?】だが、小野氏曰く何所にも正解等ない不確実・2023/06/03

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