内容説明
きょうだいゲンカ、イヤイヤ、わがまま…親にとって一瞬でも早くのりきりたい子育ての修羅場に、子どもの脳を画期的に成長させるヒントが隠されていたら?脳科学を応用すれば、子どもを自分自身で心のバランスがとれるように導くことができる。たとえば、理不尽な理由で泣き叫ぶ子どもにおとなが対処するには、“まず右脳で接続、それから左脳で方向転換”という方法が有効だ。人間の右脳と左脳、脳の上部と下部、脳と身体、そして個人の脳とみんなの脳…それぞれを調和させ、連携して働かせることで、子どもは(そしておとなも)いやな感情をみずからのりこえ、自分で心の平穏を得られるようになる。過去四半世紀にわたって脳科学と心理学を応用した精神療法を実践してきた著者らが、日々の育児のなかで子どもの脳と心を成長させる具体的な12の戦略をまとめ、すべての親たちと教育者におくる画期的育児書。
目次
はじめに 今をのりこえ、しあわせになる
第1章 脳を意識した子育てを
第2章 ひとつの脳よりふたつの脳―右脳と左脳を統合する
第3章 心の階段を築く―脳の上の階と下の階を統合する
第4章 ゾワゾワをやっつけろ!―記憶の統合が子どもを癒やし、成長させる
第5章 わたし合衆国―自己のさまざまな側面を統合する
第6章 「わたし」と「みんな」の関係―自己と他者を統合する
結び すべてをひとつに
付録1 ひとめでわかる『しあわせ育児の脳科学』
付録2 年齢と発達段階別早見表
著者等紹介
シーゲル,ダニエル・J.[シーゲル,ダニエルJ.][Siegel,Daniel J.]
医学博士。ハーバード・メディカル・スクールを卒業後、UCLA医科大学院で小児科と、子ども、青少年、および大人の精神医学を修了。現在は同大学院で精神医学科の臨床教授。また、個人、家族、社会への洞察と共感を推し進める教育センター「マインドサイト研究所」の執行取締役。育児と子どもの発達に関する多数の著書がある。脳科学を日常に取り入れるその精神療法は、過去25年以上にわたって子どもから大人まで、また夫婦や家族にも実践されてきた。妻と二人の子どもとともにロサンゼルス在住
ブライソン,ティナ・ペイン[ブライソン,ティナペイン][Bryson,Tina Payne]
南カリフォルニア大学で博士号を取得。「児童と青少年の心理学協会」でサイコセラピストとして、児童や青少年の患者と接し、また子育てに関するカウンセリングを行なっているほか、「マインドサイト研究所」でシーゲル博士とともに、親や教育関係者に育児法を教授している。三人の男児の母親でもあり、脳科学を応用した子育てを日々実践している
森内薫[モリウチカオル]
翻訳家。上智大学外国語学部フランス語科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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