出版社内容情報
オリンパスの英国人CEOは、なぜ愛する会社を告発するに至ったのか? 疑惑の発覚から突然の解任までの真相を明かす衝撃の告白
内容説明
バブル期の損失を隠蔽するため、「飛ばし」や「不明朗な企業買収」を繰り返し、粉飾決算を行なっていたオリンパス。同社の生え抜きで、CEOに就任したばかりだった本書の著者マイケル・ウッドフォードは、不正の責任を追及したがために解任され、その後、事実を告発するに至った。オリンパス事件の舞台裏ではいったい何が起きていたのか?元CEOは、不正発覚までの経緯、のちに逮捕される菊川会長、森副社長との壮絶な駆け引き、緊迫した取締役会の様子、プロキシーファイト(委任状争奪戦)の真実をここに激白する。日本の企業文化、資本主義、ジャーナリズムへの貴重な提言となるノンフィクション。
目次
解任
発覚
対決
苦悩
決意
手紙
帰国
昇格
調査
理由〔ほか〕
著者等紹介
ウッドフォード,マイケル[ウッドフォード,マイケル][Woodford,Michael]
オリンパス株式会社の元最高経営責任者(CEO)。1960年リバプール生まれ。1981年、オリンパスの医療事業の英国代理店キーメッド社にセールスマンとして入社。1990年には、入社9年という異例のスピードで同社社長に就任。キーメッドの躍進を受け、2004年にはグループの中核企業オリンパス・メディカル・システムズの取締役、2005年には同社欧州法人の代表取締役社長に昇格した。同時期にアメリカにおけるオリンパスのヘルスケア事業も統括し、ヨーロッパ、アメリカ双方において売上、収益を劇的に向上させる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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