Hayakawa novels
マイクロワールド〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 320p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152092861
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

ハイテク企業により極小の体にされてしまった若き科学者たち。巨大生物蠢く密林に放り込まれた彼らの運命は? 驚異のテクノスリラー

内容説明

ピーター・ジャンセンは生物学を専攻する大学院生。マサチューセッツ州ケンブリッジの大学で、仲間の六人の院生と共に先端研究にいそしんでいた。そんな七人の科学者が、新薬開発を行なうベンチャー企業Nanigenマイクロテクノロジーズにリクルートされる。ハワイの謎めいた研究所に招かれたピーターたちは、そこでハイテクを駆使した革新的な装置“テンソル・ジェネレーター”の存在を知るが…。やがてNanigenが関わる犯罪を知ったピーターら七人は、“テンソル・ジェネレーター”によって身体を百分の一サイズに縮められ、ハワイの密林に放り込まれてしまう。四十八時間以内にもとの大きさに戻らないと副作用から死を招くらしい。牙をむく獰猛な大自然を前に、若き科学者たちは専門知識のみを武器にジャングルから決死の脱出を図る―。クライトンの死後パソコンから発見された未完の遺稿を、練達のサイエンス・ライターが書き継いだ、巨匠の真骨頂を示す最後の傑作スリラー。

著者等紹介

クライトン,マイクル[クライトン,マイクル][Crichton,Michael]
1942年、イリノイ州シカゴ生まれ。ハーバード大学で人類学を専攻後、ハーバード・メディカル・スクールを卒業。在学中からミステリを書きはじめ、1968年に発表した『緊急の場合は』でアメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞を受賞し、69年の『アンドロメダ病原体』が世界的なベストセラーとなる。その後、次々と話題を世に送り出し、その著作のほとんどが映画化された。また、自らも映画監督として活躍した経験をもつほか、人気TVドラマシリーズ『ER』の製作者としても知られた。2008年死去

プレストン,リチャード[プレストン,リチャード][Preston,Richard]
1954年、マサチューセッツ州生まれ。プリンストン大学で英文学を専攻。ジャーナリストとして活躍し、1994年に発表した『ホット・ゾーン』は、エボラ・ウイルスの脅威を描いたノンフィクションで、世界的なベストセラーとなる

酒井昭伸[サカイアキノブ]
1956年生、1980年早稲田大学政治経済学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Emi

26
自らバンバン人を殺しちゃうCEOとか、え?と思う展開もあるけど、2cmになってハワイの森を探検するところは楽しいです。虫やらもっと小さい生き物で埋め尽くされる世界を2日のタイムリミット内に生還できるのか。普段バンッと小さい虫を叩いたりしてるけど、そっち側でみる世界はそよ風や雨粒も脅威になったりなんとも大変そう。自分の家とかならまだ良いけど虫だらけの森は絶対嫌!2cmになったらうちの猫たちは私をどうするのかな?クライトンらしく映像化向き。下巻へGO。2022/08/07

海猫

26
しばらく時代劇など和風の娯楽小説を読んでいたので気分を変えてハリウッド型エンタメを期待し、選んでみた。作劇上どうしても序盤はタルいが主人公たちが縮小されてしまってからの展開は抜群、マイクロ世界の描写が生々しくもみずみずしく読んでいて目の前に驚異が広がっているかのよう。お話が秘境冒険もの的でありサバイバル活劇的でもありタイムリミットサスペンスも仕掛けてあり巧い。いろいろと先が気になる要素が盛ってあるのでこれから読む下巻が大いに楽しみだ。2014/02/09

Betty

13
映画は観たけれどマイクル・クライトンの原作を読むのは初。未完で遺作のこの作品。途中まで書かれていたのをリチャード・プレストン氏が後を継いで書かれた作品。序盤はマイクル・クライトンなのだとボンヤリながら分かる感じがします。大学院生達7名が小さくなる装置で2センチ程の大きさになってジャングルに捨てられる!!@@ジャングルなので、いますよぉ~虫たちが!サバイバルです。ハラハラドキドキと下巻へ!2012/06/26

ハルト

13
マイクロサイズとなった生物学を専攻する学生たちの生き残るためのサバイバル。ハワイの森林で、命を狙う敵から逃走し、昆虫たちから身を守るために戦う。昆虫や植物というもののこれまで感じたことのないリアルさや展開のスリリングさがおもしろいです。彼らは果たして生き残れて無事に元のサイズに戻れるのか。下巻が楽しみです。2012/06/05

kochanosuke

12
期待は裏切られないものの・・・うーん。下巻には、期待をうらぎるほどの展開や盛り上がりを望む。2012/06/22

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