出版社内容情報
ハイテク企業により極小の体にされてしまった若き科学者たち。巨大生物蠢く密林に放り込まれた彼らの運命は? 驚異のテクノスリラー
内容説明
ピーター・ジャンセンは生物学を専攻する大学院生。マサチューセッツ州ケンブリッジの大学で、仲間の六人の院生と共に先端研究にいそしんでいた。そんな七人の科学者が、新薬開発を行なうベンチャー企業Nanigenマイクロテクノロジーズにリクルートされる。ハワイの謎めいた研究所に招かれたピーターたちは、そこでハイテクを駆使した革新的な装置“テンソル・ジェネレーター”の存在を知るが…。やがてNanigenが関わる犯罪を知ったピーターら七人は、“テンソル・ジェネレーター”によって身体を百分の一サイズに縮められ、ハワイの密林に放り込まれてしまう。四十八時間以内にもとの大きさに戻らないと副作用から死を招くらしい。牙をむく獰猛な大自然を前に、若き科学者たちは専門知識のみを武器にジャングルから決死の脱出を図る―。クライトンの死後パソコンから発見された未完の遺稿を、練達のサイエンス・ライターが書き継いだ、巨匠の真骨頂を示す最後の傑作スリラー。
著者等紹介
クライトン,マイクル[クライトン,マイクル][Crichton,Michael]
1942年、イリノイ州シカゴ生まれ。ハーバード大学で人類学を専攻後、ハーバード・メディカル・スクールを卒業。在学中からミステリを書きはじめ、1968年に発表した『緊急の場合は』でアメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞を受賞し、69年の『アンドロメダ病原体』が世界的なベストセラーとなる。その後、次々と話題を世に送り出し、その著作のほとんどが映画化された。また、自らも映画監督として活躍した経験をもつほか、人気TVドラマシリーズ『ER』の製作者としても知られた。2008年死去
プレストン,リチャード[プレストン,リチャード][Preston,Richard]
1954年、マサチューセッツ州生まれ。プリンストン大学で英文学を専攻。ジャーナリストとして活躍し、1994年に発表した『ホット・ゾーン』は、エボラ・ウイルスの脅威を描いたノンフィクションで、世界的なベストセラーとなる
酒井昭伸[サカイアキノブ]
1956年生、1980年早稲田大学政治経済学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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