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夜のサーカス

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  • サイズ B6判/ページ数 560p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152092854
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

夜だけ開く豪奢で魅惑的な夢のサーカス。そこを舞台に競い合うよう運命づけられた二人の天才魔術師を待つものとは。傑作ファンタジー

内容説明

夜だけ開く黒と白のテントのなか、待っているのは言葉を失ってしまうようなショウの数々。氷でできた庭、雲の迷路、優雅なアクロバット、ただようキャラメルとシナモンの甘いにおい…しかし、サーカスではひそかに熾烈な闘いがくりひろげられていた。若き魔術師シーリアとマルコ。幼いころから競い合いを運命づけられてきた二人は、相手に対抗するため次々とサーカスに手を加え、魅惑的な出し物を創りだしていく。しかし、二人は、このゲームの過酷さをまだ知らなかった―魔法のサーカスは世界中を旅する。風変わりなオーナー、とらえどころのない軽業師、謎めいた占い師、そしてサーカスで生まれた赤毛の双子…様々な人々の運命を巻き込んで、ゲームは進む。世界で絶賛された幻惑とたくらみに満ちたデビュー作。

著者等紹介

モーゲンスターン,エリン[モーゲンスターン,エリン][Morgenstern,Erin]
作家、マルチメディア・アーティスト。スミス・カレッジで演劇と舞台美術を専攻。2011年に『夜のサーカス』でデビュー。マサチューセッツ州ボストン在住

宇佐川晶子[ウサガワアキコ]
立教大学英米文学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りつこ

50
サーカスの物語ってもうそれだけで2割増しぐらい評価が上がってしまう。さらにそれに魔法の要素が散りばめられると弱いわー。モヤモヤしたところが多く、小説として焦点が定まりきれてない感じもするけれど、魔法をマジックのように見せる美しい奇術師、彼女の対戦相手である青年との運命の出会い、サーカスの幕開けの日に産まれた双子、そしてサーカスに魅了される人たち…と登場人物が魅力的で、魔法の力で成り立っている夜のサーカスの描写が素晴らしくて、もうこの世界に浸ってるだけで幸せだ。余韻を残すラストも素敵。よかった~。2017/04/18

ななみ

45
大学の図書館で、表紙のかわいさに目をひかれ借りたものの、、、 最初の方は洋書?に慣れてないのか読むのに苦戦。 結構な時間が経ってしまいました。 登場人物の名前が覚えられなくて、ん?これ誰やったっけ?って思うこともしばしば(笑) ストーリー的には好きでした♡ 新しいジャンルの本を読んでみるのもいいことですね(^O^)/2013/12/12

さっとる◎

40
そのサーカスはいきなりやってくる。日暮れから夜明けまで。モノトーンの夜の世界で美しく精緻な時計が刻むのは数日だけの夢の時間。足を踏み入れたあなたが選ぶどのテントも経験したことのない驚きと興奮をくれる。この素敵なサーカスは続けなくてはならない。巻き込まれた人のために魅了された人のためにそれから勝つために。選べなかった運命にがんじがらめになりながら進んできた。たくさんの言いたいことは長い時間をかけてテントにつめた。未来は決して決まっていないから、だから本当に大切なことを伝える。サーカスの篝火はまだ燃えている。2018/05/24

カフカ

36
「ル・シルク・デ・レーヴ」そのサーカスはいきなりやってくる。開場 日暮れ、閉場 夜明け。もうそのフレーズだけでワクワク。どこからともなくやってきて、夜明けにいつの間にか消えてしまうサーカス。キャラメルのにおい、夢のようにおいしいシナモンのお菓子。サーカスは視覚だけでなく、嗅覚や味覚も虜にする。552頁というなかなかの長編で、怒涛の時系列と視点の切り替えにより読むのに根気がいりましたが、幻想的で美しいサーカスの世界に魅了されました。公開時期は未定ですが、映画化も決定しているようでそちらも楽しみです。2021/10/05

ちょこまーぶる

35
装丁の美しさが秀逸で本屋で読んでみたいと思った本。サーカスって存在自体がファンタジーの世界のようだけど、読み進むうちに不可思議な世界に引き込まれたような感じを覚えましたね。ただ、少しずつ読んでいるうちは登場人物とあらすじを復習しなければ次のページには進めなかったけど、後半はある程度集中して読めたから楽しめました。いつか、一気に読んでみても良いかな?って思っています。自分としては翻訳本にはよくあることなんですけど・・・。2012/09/06

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