ニンテンドー・イン・アメリカ―世界を制した驚異の創造力

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  • サイズ B6判/ページ数 336p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784152092656
  • NDC分類 589.7
  • Cコード C0034

内容説明

なぜ任天堂「だけ」がアメリカで成功できたのか?世界を魅了し続ける日本企業の栄光と試練。気鋭のアメリカ人ジャーナリストが迫る。

目次

マリオのインサイド・ストーリー
1(マリオの産声―ニンテンドー・オブ・アメリカの誕生;マリオの創造主―宮本茂と「ドンキーコング」;マリオの喧嘩―対ユニバーサル訴訟;マリオの旅立ち―1983年のビデオゲーム大恐慌)
2(マリオの島―日本とファミコン;マリオの陽光―「スーパーマリオブラザーズ」とNES;マリオの爆弾―「ザ・ロスト・レベルズ」;マリオのスマッシュヒット―「スーパーマリオブラザーズ3」;マリオの3兄弟―NESとゲームボーイ;マリオのライバル―セガを救ったハリネズミ)
3(マリオの対決―ソニックVS.マリオ;マリオの銀河―スピンオフの嵐;マリオのクレヨン―「マリオペイント」;マリオのアドバンス―ソニーとの短い蜜月;マリオのカート(リッジ)―バーチャルボーイと3Dの夜明け)
4(マリオの世界―NINTENDO64;マリオの通信キット―64DD;マリオの大乱闘―ゲームキューブ;マリオのタイムマシン―ゲームボーイアドバンス;マリオのサーガ―光と影)
5(マリオの革命―ニンテンドーDS;マリオのプリンセス―Wii;マリオの伝説―任天堂の未来)

著者等紹介

ライアン,ジェフ[ライアン,ジェフ][Ryan,Jeff]
「Salon.com」「All Things Considered」等で活動する人気ゲームジャーナリスト。1990年代、1日100万以上のユニークアクせス数を誇った伝説的なエンターテインメントニュースサイト「Katrillion.com」の編集者として活躍。同サイトで500本以上のゲームソフトをレビューした。ポップカルチャーにも造詣が深い。現在ニュージャージー州ブルームフィールド在住

林田陽子[ハヤシダヨウコ]
翻訳家。慶應義塾大学文学部卒。同大学日吉情報センター、日経マグロウヒル(現・日経BP社)、アスキーに勤務した後、独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

153
任天堂がアメリカでどのように奮闘したのかがわかった。マリオが流行ったなど日本製ではすごいことだなと思った。2014/04/04

ヨクト

20
今や家庭用ゲーム以上の存在にもなりつつある任天堂。その歴史を我らがヒーローのマリオの歩みとともに辿ったもの。章のタイトルが「マリオの〇〇」と統一されていて印象的で、任天堂とマリオの関係がうかがい知れる。ずっと順風満帆だったわけではない。ソニーやセガ、マイクロソフト、そしてパソコンとのシェア、人気合戦を絶えず繰り返し、そのおかげて我々は日々進化するエンターテイメントを享受できてる。僕が一番ハマったNINTENDO64の時代が任天堂にとっては苦難の時代だったとは。そいやー最近、ゲームやってねーな。2013/06/01

Miyoshi Hirotaka

20
コンピュータは20世紀に3回の結婚に成功した。最初の相手はIBMの社名が示す通り事務機分野で、その次は工作機械。3度目はゲーム。1970~80年代のゲーム&ウォッチ、ファミコンの大ヒットがそれを決定づけた。結婚相手の人柄もこれを後押しした。任天堂は過去に多角化で失敗した経験から、テーマパークのような異業種には足を踏み入れなかった。また、メーカーではないため自社のハードやソフトにユーザーの余暇を捧げさせる戦略は取らなかった。彼らが提供した価値はゲームを通じた楽しみをユーザーの生活に反映させることだった。2013/03/24

しんい

11
1980年頃のアーケードゲームでの北米進出から始まり、本書が書かれた2010年ころ(Wii成功後)までの任天堂を追った記者の翻訳本。面白さでは、アーケードゲームで一気に1億ドル以上を稼いだ北米進出当初が一番興奮。売れないアーケードゲーム(枠は木製)の基板を「ドンキー・コング」(考えたら変なタイトル)に差し替えて、注文に追いつかないほど荒稼ぎ。でも85年頃にはアーケードからはスッパリと撤退。NES(ファミコン)にシフトしていく様は、企業経営としても完全に正しい。宮本さん、岩田さんについてもっと知りたい。2021/08/14

kubottar

10
アメリカ人からみた任天堂の歴史物語。マリオを主軸にしたマリオ論、宮本茂論かもしれない。ニンテンドーがいかにしてアメリカを制してきたのかがわかって面白かった。しかし10年前までは日本製ゲームの割合は世界で7割という驚異的な占有率だったが、現在では3割に落ちている。世界の嗜好と合わなくなっている状況を打破するためにも任天堂には頑張って欲しい。 2012/01/13

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